馬の足は?6本
冬休みになると思い出すことがあります。
小学校卒業後、旧制中等教育学校を受験する生徒さんが冬休みにも関
わらず、我が家に来て父から補習授業を受けるのです。当時の進学率は
20%前後でしたので、1クラスに12,3名が茶の間を独占します。ですから
小学1,2年生までの私は、生徒さんが来る日は外で遊んでいるか、茶の間
で静かにしていなければならなかったのです。
ある日の正午近くですが、ストーブの近くに座っていた生徒さんが、うとうと
していました。それを見た父が何かを質問しました。チンプンカンプンな
解答でしたので、再度聞きました。
「馬の足は何本だ
」 「ハイ、6本です
」 皆が笑いました。私もです。
「馬鹿者
」 父が一喝。 「台所へ行って顔でも洗って来い(# ゚Д゚) ムッカー」
このようなやり取りが冬休み期間中、2週間?ほど続いたのです。勿論、
無償です。このような取組みは父だけではなく、受験学年を持った各先生
方がしていたようです。どの先生方も自分のクラスから何名合格させること
ができるか、競い合っていたようです。
それから見たら、今は、塾の先生方が代わって取組んで下さるので助かり
ます。ただ残念に思うことは、冬休み中、一度も子ども達とのふれ合いの
時間を設けない先生方が見受けられますが、違和感を感じる私です。
[注釈] 1947(昭和22)年まで、小学校卒業後、授業料を納めて中等
学校へ進学する子どもがクラスの五分の一程度いたのです。勿論、経済
的に耐えうる家庭の子でした。
小樽市では、北海道庁立小樽中(道立小樽高⇒小樽朝陵高等学校)、
庁立小樽商業(現:小樽商業高等学校)、小樽市立長橋中学校、庁立
小樽水産(現:小樽水産高等学校)があり、在学期間は5年間でした。
受験は北海道や樺太などの、どの地域からでも受験できました。
各クラスでも成績優秀な人が受験しますので、結構狭き門だったようです。
ある先輩が、「教育は人なり。人は愛なり。愛は無償の奉仕なり。」とよく
言っていた言葉と、父の奉仕の姿が思い出されます。
終わりになりましたが、この数か月、私の拙いブログを見ていただきありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎え下さいませ![]()
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