大雪山系のトムラウシ山(2141m)と美瑛岳(2052m)で遭難が相次ぎ、中高年
の登山者合わせて10人が死亡しました。
悪天候による夏山登山では、過去最悪の事故らしい。犠牲者の無念や遺族の気
持ちを思うと胸が痛みます。死亡された方々のご冥福を心から申し上げます。
さて、このニュースは私にとってもヒトゴトではありません。体力増進と山頂からの
雄大な眺望と達成感は登山経験者以外分らないと思います。
実は私もこれまでに初級・中級者に適した山に登ってきたのです。
札幌近郊では、八剣山(498m)、夕日岳(594m)、札幌岳(1293m)、朝日岳
(598m)、砥石山(826m)、樽前山(1041m)、南暑寒岳(1296m)、雨竜沼
湿原、浦臼山(718m)、神居尻山(946m)、大雪山系の黒岳(1984mだがロー
プウェーから)など初級、中級の山々です。
でも登山の際は、事前に『夏山ガイド』ブック(北海道新聞社発行)で調べます。
・登山時間加算 ・高山差(標高) ・険しさ ・迷いやすさ がA~Dランクまで
・体力(標高差) ・総合点 が掲載されており、初級、中級、上級とのランクも書か
れているのです。自分の能力に合った山を選ぶのです。
さて、5年前、娘夫婦を神居尻山に案内しました。娘婿はまだ30代後半です。
体力に自信がありますので私達夫婦(60代)のペースに合いません。私達の忠告
を無視してハイペースで登ったのです。所が下山途中で足の痛みが酷くなり、超ロ
ーペスで歩行困難なほどまでになったのです。彼にとって登山は初めての経験だ
ったのです。
また、4年前のことです。私は66歳になっていました。これまでに7回行ったことの
ある雨竜沼湿原に友人達と行きました。私は2番目の高齢者です。先頭の50代の
人のペースに合わせて下山しました。ところが、登山口に差し掛かった地点で足
を滑らせ、捻挫してしまったのです。両手にストックを持ち体重を支えながら下山し
ていたにも関わらずです。可なりの痛みがありましたが、我慢して反省会に臨み生
ビールを数杯飲んだのです。
驚きです。翌日、足首あたりが紫色に腫れ上がり歩行困難。妻にお願いして教育
委員会の事務所から車椅子を持ってきてもらい、それに乗せてもらって通勤したの
です。そして約2週間、車椅子生活を余儀なくさせられ整骨院にも通ったのです。
私達、高年者は、筋力や持久力の衰えは否めないわけです。にも関わらずあの時
こうだったから、今回もこうだろうと楽観視しているわけです。しかも、注意力や危
機意識が欠如していて、準備したはずが持ち忘れたとか、注意事項のチェック
を忘れ、肝心なことも忘れていることがあるのです。丁度、小学校低学年程度のよ
うな大人なのです。
ですから今回、防寒装備の不備が一番の問題のようですが、ツアー会社社長が
「参加者の責任」と発言したことを大きく報道されております。確かにそうです。
しかし、危機意識の欠如している高齢者が相手ですから、主催者もチェック体制
を整備することも大切ではないかと思うのです。特に北海道の高山は天候の急変
と寒さ、そして熊との遭遇も考えられます。
しかし、一番大切なことは悪天候や体調不良でも登山を強行する危機意識の
なさです。中止したり引き返す決断と勇気が求められているのではないでしよ
うか。これが登山の基本であるように思うのです。
事故のたびに責任のなすり合いは避けるべきです。それぞれの関係者が最善を尽
くすことが大切ではないでしょうか。
私は現在、脊椎狭窄症で好きな登山ができません。しかし、筋力を高めるため毎
日簡単なトレーニングを継続して行っています。リックの中には、雨具、マッチ、
ライター、懐中電灯、電池、携帯ラジオ、乾パン、飴玉、チョコレート、着替えの
下着、靴下、紐、登山ナイフ、水筒、消毒液、湿布薬、傷薬、体温計、ホイスル、
熊よけの鈴、新聞紙数枚などを入れてます。いつでも登山できる態勢です。
しかし、非常災害の用意でもあるのです。
《登山と危機意識について書きました。いつも応援のクリックありがとうございます》
人気ブログランキングへ
最近のコメント