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2012年8月 7日 (火)

協働・共同・協同の違い

パソコンで「きょうどう」と打つと、協同:力・心をあわせて事に当たる⇒共同、「協同一致、協同組合、産業協同」とあり、共同:一緒に事を行う、同等に関わる。「お風呂を共同で使う、共同開発」とある。
しかし、協働については意味や用法が書かれていない。学校運営では協働体制の確立、地方自治体では協働による町づくりなどとも言われている。

この協働という概念は、、アメリカのインディアナ大学の政治学教授ヴィンセント・オストロムが用いた用語であり、複数の主体が、何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動することをいう。

高野尚好氏(元筑波大学教授)によれば、協働とは、組織と人間の調整を図り、組織の目標の実現に向けて、一人一人の特色を生かして、生きがいを持って働くことという意味に用いられるという。
また、組織のもつねらいと個人のもつそれとをともに実現することを意図し、力を合わせながら個人の特性を生かして働くことを意味して用いられるもので、協業、共同、協同とは、一線を画して使われる言葉であることが分かった。

学校現場では、現在、学校規模に応じて教員が特別加配され、T・T(協力教授)が行われているが、これは教師1名で1学級・集団を指導するという伝統的形式を打破し、2名以上の教師が協働で一緒の集団の指導に当たり、それぞれの責任を果たすこととなり、新授業文化の創造と開発が行われている。

これは、小学校での教科担任制による協力・分担とは違い、学習指導と評価における実質的な協力であり、分担重視から協力重視への変化と考えられる。

用語「協働」ひとつでも、調べてみると、過去と現在では協働の意味する教育的内容に違いがあることが改めて分かった。

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