社会教育

あの人が! 「男声読み聞かせ隊」に入会

ある記事に年賀状のやり取りをしている某氏の名が載っているのが目に留まりまし

た。彼が全国的にも珍しい男性中心の読み聞かせサークルに入会したとのこと。

彼の経歴からは想像し難い出来事でしたので大変驚きました。

一寸、略歴を紹介します。

・北海道のある零細漁家の子として出生。

・中学卒業後、親が漁師にする予定でいたが、中学の担任が親を説得してある高

 校の夜間部に入学(定時制)。

・昼間はその高校で給仕として働き、お茶出し・印刷等の小間使いの仕事。

・定時制高校を卒業後、北海道学芸大学に進学・卒業。

・高校教員として奉職後、北海道教育委員会、文部省、道立教育研究所で活躍。

 その後、教育長、 局長、本庁の課長。

・退職後、某大学教授、同学長

このような経歴の持ち主で年齢も私と同じなのです。しかも、どちらかと言えば

ニヒル(冷たく醒めていて、やや暗い影のあるさま)な顔。そのような人が保育園

や幼稚園、小学校での読み聞かせをするとは・・・(・_・)エッ....?

彼はボランティア活動の重要性についてよく話しておりましたが、それを自ら実践

しようとは、ただただ頭が下がります。

彼の姿から、私も何らか形でボランティア活動に取り組まなければならないと思う

のです。

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羊の皮はぎ 恐ろしい体験

秋口のことです。稲刈り前にPTAの役員の方々と親睦会をすることになりました。

ご馳走は地元で飼っている羊肉です。どこの羊か分りませんが、役員の1人が羊を

ロープで引っぱってくるのです。

暫らくして、私の住んでいる公宅の直ぐ傍の畑に、ハサギ3本を三角錐のように組

み、その先端に羊を逆さに吊るし上げました。すると部落のSさんが大きなハンマ

ーで羊の眉間を思い切り殴りつけた後、ぐったりした羊の喉をナイフで切りつけた

のです。

血が飛び散りました。ぶら下げられた羊の口の所にバケツが用意されています。

羊はピクピクと身体を痙攣させ、その度に口や鼻から血が噴出すのです。所謂、

血ぬきをしているのです。その内にSさんは喉から腹の方と胸から足の先端にナイ

フを入れ、皮を切り開いているのです。

傍で見ている私に、役員の1人が

先生、皮はぐのを手伝って下さいsign01」との催促です。

仕方がありません。ランニングシャツ1枚になった私は、恐る恐る羊に触り皮を剥ご

うとしても上手くいきません。役員さんは

先生、皮の中に手を差込んで、腕の力を利用して体から剥がしていかないと上手

くいかないよsign01」と助言するのです。

羊はまだピクピクと動いています。体がまだ温かく油で腕がぬるぬる状態になりま

した。三人に皮をはがされた羊は純白な体で、まだ鼻から血を少しずつ出していま

した。やがてSさんが腹を切り開き大きな胃袋を摘出しました。胃袋の中には食べ

た草が一杯入っておりましたが、ひれを畑に捨てて胃袋の内部を井戸水で洗って

いるのです。

ハサギから下ろされた羊の体は、大きな塊に切除されたのですが、Sさんがその

肉の一つを刺身のように食べて、良い肉だよと喜んでいるのでした。

私は、自分達が屠殺(トサツ)した羊肉をジンギスカン鍋で焼き、タレを付けて直ぐ

食べることに抵抗がありました。しかし、皆が食べるものですから仕方なしに口にし

ましたが、血を流していた羊が目に浮かび、私の腕に付いた羊の匂いが鼻につき、

不快感を覚えたことを思い出すのです。

肉を食べるということは、その動物の命をいただいているということを、この体験か

ら学んだのです。これは辛い社会体験でした。

恐ろしい社会体験の一つです。応援のクリックありがとうございます!》

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春の農繁休暇 田植え体験

水田農家に下宿して初めての農業繁忙休暇(略:農繁休暇)です。新卒1年目は

勝手が分らず同僚からお叱りを受けたわけですが、今度は農家にお世話になって

いるため、否応なしに手伝わなければならないのです。

素人の私の仕事は、苗とりから始まりました。まだ田植えのできない農家の年増

の女性が苗とりのお手伝いにきています。丁度、一掴み程を束にして苗の先に付

いている土を一升瓶にぶつけて落とすのです。簡単な仕事ですが何時間も何時間

も同じ仕事の繰り返しですので、単調過飽きてきます。

すると、年増女性がまだ21歳になった私をダシにして野次のです。しかも話題

は絶えず下ネタで露骨な性的な話が飛び交うという賑わいなのです。

とった苗が溜まるとかます(米が40リットル位入る、藁で編んだ1メートル四方位

の入れ物)に入れて、田植えをしている人の近くの畦道へ運んでいくのです。

このような作業の伴う田植えは、約1週間続きます。

いよいよ仕事の目途がたった頃、下宿の奥さんが「先生も田植えしてみるかい?」

と言うので、試すことにしました。

初めて田植えをする私は、泥に足を取られ、何度か転びそうになりました。腰には

苗がんがんを付け、3,4本の苗を親指、人差し指、中指の三本で持ち、泥の中に

植えるのです。やっと田圃の端から端まで植えると腰が痛くなり、大変な労働である

ことが分ったのです。

ところが次の日です。下宿の奥さんが「先生、ちょっと付いて来て!」と促しますので

一緒に歩いていくと、昨日田植えをした田圃に来て

よく見てごらん。所どころ苗が浮いているでしょう。先生が植えた所だよね」と指摘

するのです。奥さんは浮いたところに新しい苗を植えているのです。このような仕事

を「さし苗」すると言うそうですが、きちんと植えることができないと、後でさし苗をし

なければなせないので二重手間になるのです。

最近、小中学生や大学生が田植え体験をしている様子がテレビで放映していまし

たが、素人集団の田植えです。後で農家の人がさし苗をするはずです。その様子

をビデオに撮り、体験した子ども達に見せて話し合うことも大切な教育活動になる

のではないかと思うのです。

なお、田植えが全部終了した日ご苦労さん会が開かれます。十畳間のふすまを

取り外し、数十名で宴会が開かれるのです。飲めや食えの大賑わいです。おかず

も魚の煮付けやらクジラ肉の刺身など、最高のご馳走が出るのです。

注釈〕 田植えが終わった家では、まだ終えていない農家へ行ってお手伝いをする

という習慣がありました。これを「手間返し」というのですが、農村部ではこのよう

に連帯意識が強く、お互いに助け合って生きていたのです。このよう連帯感や所

属感は農村部や漁村部に多く、都市部では余り見受けられない現象です。

特にマンションやアパートに住んでいる人達は近所付き合いがないばかりか、町内

会費を納めなかったり、ゴミ出しのルールを守らない人達が多いですので、腹立た

しく思うことが多い昨今です。

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苗床の管理と 人づくり

昔の水田農家は芽だしを終えたモミ米を苗床(苗を育てるところ)に植え、油紙を張

った障子を山形に乗せ、苗の成長のため毎日の管理を怠ることはありません。

気温や風の強さ、土の乾き具合を空模様などを見て、一番最適な方法をとるよう細

心の注意を払っているのです。

苗床の形は長方形で、淵は幅2,30cmの木で囲まれており、温度調節はレンガ

を数枚重ねて調節したり、棒を支えにして障子の開閉調節をするのです。

また、苗床にやる水の散布も日の照っている日中を避け、朝晩土の湿り気状況に

応じて加減します。丁度赤ちゃんを育てるような気配り、目配り、心配りなのです

下宿のご夫婦が会合で家を開ける時に、この苗床の障子の開閉を私に頼むことが

あったのですが、その時は重大な責任を負わされたようで緊張したことが懐かしく

思い出されます。

恐らく、動植物などの生き物を育てたことのない人は、子育てにも細心の注意や細

かな愛情を注ぐことが難しいのではないかと思うのです。自分の住処がどんな小さ

な部屋であっても、花一輪を飾る心のゆとりが求められるのではないかと、最近

の子ども虐待の記事から思うのです。

昔の米づくりの様子です。いつも応援のクリックありがとうございます!》

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馬に馬鹿にされた私

下宿の主人や出面さんが、毎日農耕馬の世話をしていることを知った私は、初め

てお手伝いのため馬小屋に行きました。納屋から馬の餌になる藁(ワラ)や干草

を運び、飼葉切り(牛や馬に与える、わらや草を切断する道具で上刃と下刃から

出来ており、上刃は一端を固定し、もう一端を手で持ち、上刃と下刃の間に草やわ

らを挟んで上刃を押して切断する道具)で馬の飼料を作るのです。

出面さん達はいとも簡単に切断しているのを見て、これなら私にも直ぐ出来そうだ

と思ったのりですが、どうしてどうして結構な力を加えなければならないのです。

ご主人の話によれば、間違って指を切断してしまったという事故がよく起こるとのこ

とでしたが、本当に集中しないと危ないことが分りました。

さて、切断した飼料を馬に食べさせるために近寄りました。今まで前を向いていた

馬が急に私の方を向き、大きな鼻穴と口を開けヒヒーンと首を振りながら脅すので

す。まるで近寄るなと言わんばかりの剣幕です。恐れをなした私が一歩、二歩と後

退りする様子を見ていた主人は

先生、馬になめられているんだよ。初対面の人に対して、自分の存在感を認めさ

せようとしているのかも知れないね!」と笑うのです。出面さんも笑いながら

その内に慣れますよ!馬は人の話がよく分り利口な動物なのよ!愛情を持って接

すると甘えもしますよ!」と言いながら、たてがみや首を撫でてやっていると馬は目

を細めて甘えたような声を出すのでした。

このような初体験から数か月経ちました。油断なく馬に近づく私に対して、自然に

威する態度をとらなくなっていったのです。

私は、人間と馬を比較するのはおかしいと思いますが、教育もこの馬との接し方に

似ている部分があるなあーと思ったのです。腫れ物に触るようにびくびくし、警戒心

を露骨にあらわしてながら接しても、馬も人も懐いてくれませんし心も開いてくれま

せん。限りない愛情と身近な触れ合いが如何に大切かが分った体験でした。

昭和35年21歳の時の体験談です。応援のクリックありがとうございます》

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農家の出面さん

私が下宿していた農家は、広さ約5町歩(約5ha)の水田を持っており、裕福な方

に位置づけられていました。子ども達がまだ小中学生でしたので、働き手は夫婦

のみです。従って農繁期には人手が足りないため、出面(デメン)さんと呼ばれて

いた住み込みの季節労務者を雇っていました。

彼女は青森地方の小さな農家の娘さんでしたが、仕事熱心で性格も良いとのこと

で、他所の家から引き抜かれてこの農家に来たそうです。

出面さんは、三度の食事の支度は勿論のこと、馬の世話や苗の管理や田植え、稲

刈りなどの農作業の準備や後始末などなど、大変な重労働をしなければならない

のです。下宿の主人や奥さんがその日の仕事を指示するのですが、自主的に仕

事を見つけて取り組む姿勢に好感を持たれていました。

彼女は貧しい農家の子でしたので、テレビドラマの『おしん』の心境でなかったかと

思うのですが、愚痴を言ったり主人に逆らうこともなく、ただ黙々と労働する姿は崇

高なものであり、私自身見習わなければならないと思ったのです。

農家は季節によって仕事の量が異なりますが、基本的な生活習慣は朝日と共に

起き、夜の9時には就寝するという具合です。しかも、テレビを見る時間は夕食や

夕食後の1時間程度であり、まさに自然と共に生活していると言っても過言ではな

いのです。

今、文科省などで「早寝、早起き、朝ご飯」運動を提唱していますが、昔の農家の

人は誰でも日常的に実践されており、しかも毎日何らかの労働を分担して行ってい

たのです。

私達は、昔の農家の人の生活習慣から多くのことを学ばなければならないと痛感し

ます。

注釈〕 終戦後、朝鮮戦争の影響を受けて経済が右肩上がりに成長を遂げてい

った時代に、中学校卒業と同時に就職列車に乗って上京する『金の卵』達の話は

知っていました。しかし、津軽・秋田の東北地方から北海道の農家へ出面に来る

人達がいたということを私は知らなかったのです。

小樽市祝津町の鰊(ニシン)漁場では『ヤン衆』と呼ばれた季節労務者がやはり

東北地方から出稼ぎに来ていましたが、まさか農家にも来ていたとは驚きでした。

出面さんの中には、日雇い根性で陰で手抜きをする人もいたそうですが、それとは

反対に雇い主に気に入られその家の息子の嫁になった人もいたのです。

私は下宿にいた出面さんから、東北地方の貧農家庭の生活状況を聞くことができ

大変、社会勉強になったわけです。

5年生の社会科の教科書に「嫁にやるなら安城にやるな。ひなが一日野良仕事」と

か「嫁にやるなら安城にやるな。家の父さんの顔知らぬ」という愛知県安城市

の昔の貧農の様子を表す言葉が載っていましたが、この言葉の意味を説明する際

に、下宿にいた出面さんの話が大変参考になったわけです。

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教育委員会は 必要? ②

昨日は教育行政執行方針の中の「学校教育」部分について紹介しました。今日は「社会教育」について紹介します。

                <青少年の健全育成>

社会教育の推進につきましては、「第5次社会教育中期計画」に基づき、町民みなさんが学習ニーズに応じた学習機会を多様に選択できるよう図ってまいります。さらに生涯を通して学びあい自己実現を図る「生涯学習社会」を目指して、学習情報の提供や相談体制の充実など諸施策の推進に努めてまいります。

第一は「青少年の健全育成」についてであります。

今日の激しく変化する社会環境の中で心身ともに健やかな成長と豊かな人間形成を高めるためには、さまざまな生活や活動体験など各種育成事業を促進してまいります。

また、青少年育成会と連携を図り心豊かな青少年となるよう、青少年を取り巻く諸問題に対処しながら、その環境づくり努めてまいります。

自然教育につきましては、本町の特色ある○○の森や里山自然などとのふれあい共生を目指した環境保全の意義を考え、環境問題に関する多様な知識や技能の普及に努めます。

さらに多くの自然関係団体と連携し、自然環境を守り育てる心の涵養、自然から学ぶ生きる力など、子どもから大人まで心温まるふるさとの自然学習の向上に努めてまいります。

                   <文化振興>

第二は「文化振興」についてであります。

物質的豊かさから潤いやゆとりと言った心の豊かさを求める時代です。町民への自主的な文化活動に対する支援の充実、また個性的な文化を創造するために身近な芸術・文化に触れる機会を拡充し、真に豊かな町民文化の振興を目指してまいります。

また、貴重な本町の文化財を後世に継承するために、文化財保護条例を制定し、文化財の保護と活用に努めてまいります。

図書館活動につきましては、地域に根ざした情報提供や読書普及をすすめ、あらゆる情報発信できるコミュニティ図書館の役割を高め、利用者ニーズに迅速かつ適正に対応できる特色ある図書館づくりに努めてまいります。

また、子どもが読書に親しめる機会提供を学校や各施設と連携・協力を深め、気軽に利用できる図書の後方支援活動を推進してまいります。

          <スポーツ・レクリエーション活動の促進>

社会体育につきましては、子どもから高齢者まで、町民皆さんの誰もがスポーツ・レクリエーションに親しめる環境づくりを図り、生涯スポーツの振興に努めてまいります。

第一は「スポーツ・レクリエーション活動の促進」についてであります。

多くの体育施設を有効活用し、それぞれのニーズに対応した各種スポーツや健康増進のための「体力・健康づくり教室」の充実を図ってまいります。

また、スボーツイベントや各種大会の奨励をはじめ合宿誘致を積極的に行い、スポーツ交流人口の拡大を図り、心身ともに活気に満ちた「スポーツ元気都市」を目指します。

特に、年々定着しつつあるスポーツ合宿につきましては、心温まる受け入れをし、まちぐるみの「合宿の里」づくりをすすめてまいります。

           <スポーツ指導者養成と団体育成>

第二は「スポーツ指導者養成と団体育成」についてであります。

指導者の育成につきましては、生涯スポーツの多様化や競技スポーツの高度化の中で、町民ニーズに対応できる指導者の充実を図るほか民間指導者の発掘に努め各種講習会への派遣事業を実施してまいります。

団体の育成につきましては、体育協会・スポーツ少年団本部や地域スポーツ振興会の運営活動や各種大会に支援してまいります。

また、地域ぐるみで多世代、多様なスポーツを愛好する人たちで構成される、新しい地域ぐるみの「地域スポーツクラブ」の育成について支援してまいります。

以上が社会教育・社会体育に関わる教育行政の執行方針なのです。如何ですか。教育委員会の守備範囲は誠に広いのです。片手間で推進できるものではないのです。社会の動向を読み、長期的な展望のもとに地域に根ざした教育・文化・スポーツの振興を図らなければならないのです。

従って、教育委員会は絶対必要なわけです。ただ、名称が誤解を招くわけです。教育行政を推進する役所を「生涯学習推進事務局」とか、本州のある県では「教育事務センター」の名称にしているところもあるのですが、その方が分かりやすいと思います。

教育委員会」という場合は、教育委員の方々が会議をする会の名称でもありますので明確に区別できると思うのです。世間一般では「教育委員長」と「教育長」も混同して使っている時もあるのです。事務方のトップが教育長であり、教育委員(3,5人で構成されているのが一般的)の代表が教育委員長なのです。組織的には教育委員の構成メンバーの1人に教育長もなっているのです。

そして、教育長は教育委員の中から互選することになっておりますが、実際は首長が事前に人選しておき、形式的に教育委員会へかけ、議会の承認を得ることになっているのです。

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