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2009年3月16日 (月)

いたわりあう母と息子 ②

平成二十年九月(最期の年

・たらちねの母の余命はひと月と 受けしケイタイただ握り締め (二週間の札幌滞在の後、弟より~母病気の電話有り)

・張りのある母の声聞き安堵せり 余命ひと月疑いにけり

・ひと月の母の余命に誤審有り 三月の命されど短し

・小夜更けて母を抱えしこの軽さ 病の重さこの腕ぞ知る (十月末より母の家に滞在し介護す)

・肝がんの辛さに母は耐え難く 「早く死にたい」と主治医に告げる (11月18日 ホスビス病棟のある病院に入院)

・見舞うたび両手を合わす母の顔 仏に見えて胸に迫れり

・病院の食事に飽きて母望む おはぎを一口「美味しいねー」と

・会う度に指折り数え涙ぐむ われ去りがたし母の病室 (私の一時帰京に心痛め)

十二月六日、母九十七歳の天寿を全うし永眠す

・臨終を告げる妹の涙声 「お母さんまだ温かいんだよぅ・・・・・・」 (臨終の母)

・幼より受けし慈愛は海より深し たらちねの母は今宵旅立ちぬ

・最期日に「早く来て」との母の声 われ応え得ず母旅たちぬ

・「早く来て」と終末の母われを呼ぶ 冷たき母に如何に答えん

・祭壇の母の遺影はほほ笑んで 病の苦痛いづこへか消え (通夜の祭壇)

・たらちねの母の遺影は笑み浮かべ 父の遺影と揃いて立てり (葬儀を終えて)

最期を迎えた義母は、皆に感謝の言葉を残し安らかに黄泉の国に旅立ちました。その間、母の安否を気遣い、東京から数年にわたり来札し親子の絆を深めたり、短期間ではあるが介護に努めた義兄の優しさが滲み出ている短歌だと思いました。

親子関係はかくありたいものです。今、国会の予算委員会でも介護問題がとりあげられています。老若男女を問わず誰しもが必ず通る道ですので、お互いに深く考えていくことが大切ではないでしょうか。

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