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2010年11月

2010年11月30日 (火)

待望の雪

暖冬で雪不足に悩むスキー場。我が家も降雪を待っていた。27日に鱒(マス)の飯寿司を漬けたのだが気温が心配。40年間漬け続けた中で失敗が2回。暖冬で早く発酵したのだ。

また、冬休みに本州から孫達がスキーに来る予定。ところが、雪不足でスキー場がオープンできないでいる。気がきでない。

やっと、今日(11/29)雪が降った。ほんの僅か。庭も街路もこんな姿に変身。

After3_2                         ↓

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大雪にならない程度に降り積もって欲しい。      (記:11/29)

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2010年11月29日 (月)

誕生日の祝い方 ユニークな学校

最近、「いじめ」を苦にしての自殺など学校現場の暗いニュースが報道されているが、昨日、久しぶりに明るいニュースをブログ『みくみズ』で知った。児童や職員の誕生日を学校ぐるみで取組んでいる事例だ。

誕生日に皆から「おめでとうsign03」と祝福されることは、素晴しいことではないですかsign02 

この誕生日の事例を読みながら、私は二つの実践を思い出した。

一つは、4校目の学校でのこと。クラスの子の誕生日に‘貴方の良いところ、好きなところ、こんなところが無くなればもっともっと好きになるわ’という観点で作文を書いてもらいプレゼントするという取組。勿論、相手を傷つけるようなことは書いてはいけないことを約束していた。

各人の作文はまとめてファイルに閉じ、表紙のデザインは仲良しの子。勿論、私の誕生日にもクラス全員の作文が届けられる。

子どもといえども鋭い観察眼で、私の良い所や欠点・クセを指摘する子もおり、凄く参考になった。

子どもから寄せられた誕生日の作文を読んだ親達からは、学校における我が子の姿がよく分かり大変参考になったとの評価を得た。

二つ目は、ある校長が職員の誕生日にお祝いのコメントを付してプレゼントしていることを知ったので、私(校長時代)は、職員の誕生日に朝会で祝意を表すことを試みた。当事者は照れくさそうにしながらも、満面に笑みを浮かべていた。

このように、小さな心遣いが大きな喜びを生むことを、この小さな実践からも学んだ。

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2010年11月28日 (日)

荒れた学校と トイレ清掃

昨日UPしたトイレ清掃と同じ体験事例を新聞報道で目にしていたので紹介します。

荒れる学校。一昨年まで札幌市の○○中学校はその典型だった。一部の生徒が授業を妨害し、廊下や教室の床に平気でつばを吐いて汚し放題。ほかの生徒は見て見ぬふりをし、地域から「学校は何をやっている」と冷ややかな視線が注がれていた。

このままじゃいけない。生徒が立ち上がった。

昨年6月、保体委員会が中心になり廊下の汚れを落とした。「意外と楽しいね」。手応えを感じた生徒指導の土田英之教諭(50)は「札幌掃除に学ぶ会」に呼びかけ、11月に同会と生徒有志80人がトイレ清掃。父母や住民から学校が変ったと喜ぶ声がきかれた。

2年目の今年は25日、学校だけでなく近くの区民センターも掃除した。「すごい達成感があるね」「心もきれいになった気がする」ー。終了後、生徒達はいきいきとした感想を語り、たたえ合う姿があった。

「学校を変えるには結局、自分が動かないと解決できない。生徒たちはそれが分かってきたのだと思う」。皆が帰った後、土田さんは誰もいないトイレに入り、静かにガッツポーズをした。 (2007.11.29 北海道新聞朝刊)

トイレ清掃に関わって多様な意見がある。下記のブログも覗いてみて何かと考えさせられた。はてなブックマーク - [He]::social ? bookmark - 掃除に学ぶ会

私は学級担任として12年間トイレ掃除の指導をしてきたが、今のトイレは水洗であり汲取り式と違って極めてきれいであるにもかかわらず、業者にさせている学校もあるので違和感を覚えると共に、難しい時代になったものだと思っている。

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2010年11月27日 (土)

教師と子どもが共に行う清掃活動

学年が7クラスある学校で5年生を担任した時のことです。

掃除当番が3箇所割り当てられ、その一つにトイレ清掃がありました。学年の男子だけでも150人おり、水洗でない時代でしたので、便器にウンチがこってりとついている時もあるのです。

当番班はローテーションの方が良いとの子どもの意見を尊重してスタートしたのですが、臭いとか汚いなどと不平を言う子どももおりました。

そこでトイレ清掃の意義について話合い、目標を立て、清掃人員は応募制にしました。いやになったら止めてもいいことを条件にしたところ、数人が応募しましたので褒めてやりました。

目標は「学校で一番きれいな場所にしよう」です。掃除用具の箒、雑巾、バケツ、ジョウロ、ゴム手袋、ブラシ、モップのしまい方も相談しました。

さて、1学期の終わり頃、全校朝会で校長が清掃活動について触れ、「全校で一番きれいな場所は5年生のトイレです」と褒めてくれたため、掃除をした子ども達は大変喜びました。

その後、他の学年の子ども達がトイレ見学に来るし、いつの間にか、綺麗な花が飾られるようになりました。これまで嘔吐の始末は私がしましたが、2学期からは子ども達が嫌がらずにするようになりました。

一番嬉しいことは、1学期終了時の学級懇談会のおりに、親たちが「トイレ清掃でずいぶん子ども達が頑張ったようですね。子どもの手の届かない所は、私達にやらせて下さい。」との申し出があり、その後、皆でトイレを見学に行きました。臭いもあまりなく、つやつやした便器を手で触り感嘆の声を上げていました。

2学期からは、トイレ清掃をしたいという子が多かったので、ローテーションですることに決まったわけです。子どもの心もきれいになったような気がしました。

この事例は清掃活動についてでありますが、子どもと共に汗をかき、出来栄えを共に喜び共感的に理解していくと、子どもはますます期待に応えるように努力することが分かりました。

効果や結果だけを評価するのではなく、取組みの過程を含めて、子どもの努力している姿や工夫しているところ、我慢している様子等を多面的に観察・感じ取って、絶えず賞賛する姿勢や態度で子ども達に接すると、子ども達は大きく変容するものなのです。

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2010年11月26日 (金)

札幌中2自殺 学校側の誠意

去る22日、札幌市立伏見中学2年の女子生徒が、いじめをほのめかす遺書を残して自宅マンションの6階から飛び降り自殺した。

記者会見に臨んだ校長は、苦渋の表情を浮べながら「・・・・いじめについては兆候はなかった。しかし、いじめが原因とも考えられるとして調査する意向である」と表明。

札幌市は毎年「いじめ調査」を無記名によるアンケート方式で行っていたが、その段階ではいじめの兆候を把握することができなかったとのこと。

この生徒の両親が24日、「娘のような選択をする方が現れない社会の実現を願います」などと訴えるコメントを札幌市教委を通じて発表した。

このたびは娘の逝去にあたりまして、世間を徒にお騒がせいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。

それに伴います伏見中学校の誠実な対応には、まことに感謝の念に堪えません。今後学校に対しては、更なる原因の究明をお願いし、それをもとに生徒さんへの指導にいかしていただけることを心よりお願い申し上げます。・・・・・・(後段略)

突然、愛しい娘との別れにも関わらず、その悲しみを乗り越えた御両親の冷静な対応と、学校側の前向きな対応に感心させられた。

このような事故に対して、一般的に、学校側は責任逃れ的な言動をとりがちになる。一方、保護者側は学校側に非があるがごとく一方的に批難し、責任追及に徹する傾向にある。

しかし、今回の事例は、逃げのない学校側の誠意ある対応が保護者に伝わり、このような展開になったものと思う。

いずれにしても、学校現場にいると予期せぬ事故が起こりがちである。しかし、如何なる場合でもきちんとした説明責任が果たせるよう、それなりの心構えが大切であろう。

また、身近にいる人達が小さなサインを見逃すことのないような人間関係を互いに築くような学校現場や家庭であって欲しいと願っている。

終わりに、亡くなられた娘さんに対し心から哀悼の意を表します。

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2010年11月25日 (木)

「改善」から「改革」へ

教育長時代、A地区校長会発行の『会報』にこんな文が掲載されたことがあった。

(前段省略)

教育研究所員時代にある学校から「学校経営の4Mとはなんですか」との問合せがあった。たまたま国立教育研究所(現在の国立教育政策研究所)所報でそれに関する論文に目を通していたので、人的条件-men、物的条件-materials、金銭的条件-money、運営的条件-manegementが学校経営最適化のための構成要素であり、各要素が有機的に結びつき機能して学校教育目標の達成を図らなければならない旨の説明をした記憶がある。

なぜ、今、このことに触れたかと言えば、本町では行財政改革に関して数年前から論議されているからである。中でも、地方自治体の財政状況が逼迫する中、施策の必要性の検証や優先度の設定、効率化の観点等、事務事業の見直しを行い、効果的・効率的な行財政運営を目指すため、行政評価制度の導入を検討しているからである。

この手法が導入されると、例えば町内校長会や教育振興会事業、学力向上研究指定校、総合学習等への補助金・交付金にたいしても一定基準に基づき必然的に評価が求められる。教育の成果は単年度ごとの係数で測定できるものではないと思っていても、既に先進地の事例がいくつか紹介されている現状から避けて通れない課題であると認識している。

ところで、教育現場しか知らない私は、財政に関する論議で耳にする言葉自体の意味が分からず閉口している。その幾つかを列挙してみると縁故債、義務的経費、減債基金、財政力指数、債務負担行為、バランスシート、段階補正、等々である。

現在、政府の地方分権改革推進会議が、国庫補助負担金に関する報告を提出し、義務教育費国庫負担金の一般財源化や教員給与の一律的優遇の見直しを求めている。これは、我が国の累積債務が693兆円(平成14年度末)に達し、先進国の中でもケタ外れの借金大国となってしまったことに起因しているものと思う。

しかし、このような状況下にあるにもかかわらず、私たちのものの見方や考え方が右肩上がりの経済状況の中で培われてきたため、変化への構えが出来ていないような気がする。

これからの教育は、従来の考えに立脚し、手法や方法のみを変える「改善」であってはならない。全く新しい考えに立った「改革」が求められている。

本道教育界の三大タブーは、学力・道徳・勤務評定であると言われている。学力問題は「学力」をどうとらえるかによって論議が分かれるところであるが、保護者の関心の一番高いのもこの問題であろう。本町をはじめ管内でも標準化された学力検査を実施しているところがあるが、結果を考察し指導計画の改善や指導法にフィードバックさせる学校は皆無に近い状況にあると認識している。

私の手元に『学生による授業評価』アンケートがある。授業及び教授法・授業参加の状況・授業環境について17項目を掲げ、評価結果をパソコンに入力し、財務とのかかわりを念頭に人事管理の最適化を図っているわけである。

三大タブーにも矢が射られている。そのような変化に対応した学校経営のストラテジーを練ることが校長会の重要課題であろう。各位の研鑽に多くの期待を寄せている。

これは6年前のことを記したのであるが、今は勤務評定も変則的な形ではあるが実施されており、全国学力テストも混乱なく実施されている。しかし教育改革とはほど遠いものであるが、展望だけは開かれつつあるような気がする。

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2010年11月24日 (水)

ある大学教授の死

連日のように届けられる喪中の葉書。丁度21枚目を見てビックリした。懇意にしていた大学教授が死去していたのだ。

早速、奥さんに電話を入れて概ね分かったことはこうだ。

・10月13日まで授業していたが三階の研究室へ行くのも息切れがひどく、もう授業に耐え切れなくなった。

・授業を休むことを極度に嫌う主人だったが、傷病休暇をとってもらった。

・自宅で休養していた。しかし急に体力の衰えをきたしたので、18日に入院したのだが、急に容態が悪化し、22日早朝、誰にも看取られずに他界(62歳)した。

化学専門のこの教授は、スポーツマンでもあるし、人柄も良いため多くの学生に親しまれていたとのこと。また、同僚からも信頼されており、お通夜には弔問客が会場に入りきれないほどであったようだ。新聞に死亡広告を載せたようだが私は気がつかなかった。

なお、我が家には5月にお見えになり懇談した。本当に人の命は分からないものだと痛感した。

早速、お参りに馳せ参じたが、あまりにも突然だったので慰める言葉も出てこなかった。

教授は2年前に肺ガン(初期)であることが発見され、手術後も快方に向かっていた。また、ごく最近までテニスをして楽しんでいたとのこと。まさか、こんなに早くお迎えが来るとは本人をはじめ、家族の皆さんも知らなかったようだ。

先生!どうぞ安らかにお眠り下さいsign03 心からご冥福をお祈り申し上げます。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・・・・

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2010年11月23日 (火)

勤労感謝の前日

6:40書斎からの眺め。

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庭に出てみると、昨日まで妻がした仕事の跡。私は、自転車で無理な乗り方をしたため再び軽い腰痛となった。だから妻一人だけの仕事。

暖冬の予想通り、バラの一部はまだ咲いている。12月に入ったら枝を少し落として冬囲いされる。4月まで暖かい雪の布団にくるまって休眠するのだ。

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娘の庭にあるヤマボウシやシャラの木も葉を全て落としたのでこんな姿。

落葉は土壌つくりに欠かせないのだが、そのまま放置しておくと、多くの虫の住みかになるので、塵として処理される運命となった。

自然の摂理に反する行為のような気がして、何だか割り切れない。

        (記:11.22)

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2010年11月22日 (月)

「支援」とは

昨今、学習指導の実践の場で問題とされていることの一つに、「支援」がある。特に、「指導」との相関において問題点が論じられることが多い。そこで支援について整理してみる。

                支援とは

支援の意味

・語義 支援とは、学習活動に取組む児童生徒に向けられた行為であり、言葉の問題ではなく、当然の教育的行為の表現である。

・背景 学習者の主体的な学習を促す観点から、教え込みを意味する指導に代わり、支援・援助が登場した。

・意味 学習者一人一人が学習効果を高めることができるように学習環境を整備する教師の働きかけということができる。

授業場面での教師の支援のイメージ

・子供自身が、進んで自分の考えに基づいて、課題や意図を見付け、それをよりよく解決したり、実現したりできるように手助けすること。

授業場面における支援の具体例

・助言する ・認める ・励ます ・ほめる ・待つ ・見つめる ・見守る ・刺激 ・全体化する ・共に活動する ・思い出させる ・共感する ・ヒントを与える ・話し合う ・成長を自覚させる ・発言を確める ・自問自答を促す   など

支援は従来の知識注入、教え込み、一律学習、一問一答式教授法などが否定され、学習者一人一人の自主的な学習スタイルが引き出されたもの。「支援」は「個性」「自主性」などの用語とセットのかたちでとらえる必要がある。

従って、「支援」は「指導」と対立する用語ではなく、「指導」のあり方にかかわる用語である。「支援」は「指導」放棄ではないことを肝に銘じて欲しい。

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2010年11月21日 (日)

山形の珍味

山形県出身のお隣さんからの頂き物。生まれて初めて口にする味。

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麦と大豆、しょうゆの旨味をギュッと凝縮したしょうゆもろみです。麹でじっくり熟成させた逸品。昔から山形県の庄内地方を中心に家庭で親しまれてきた伝統食らしい。

ご飯に添えて食べると、たまらないーーsign02

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上の写真はインターネットhttp://orahono.com/?pid=18367075から無断で頂戴したもの。もう無くなりそうなので、注文しようと思っている。

「うんめぇがら 食べてみれsign02」「やっと 買ってみれやsign03

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2010年11月20日 (土)

倉本聡の言葉

テレビドラマ『北の国から』で有名な脚本家・劇作家・演出家の倉本聡。私財を投じた「富良野塾」で、若手俳優を養成してきたことは、かなり知れ渡っている。

その彼が文化賞を受賞した時、

「アーチストを育てるのは一年で収穫できる農業ではなく、二、三十年、時には五十年かかる林業だと思っています」という本人の談話。うまい言葉だと感心した。

教育も長いスパンで考えるべき問題である。教育の将来像を描こうとするには、とりわけ先見性が問われる。

「ゆとり教育」「完全学校五日制」が導入されてきたが、学力低下の外圧により、また、過密ダイヤに逆戻り。

「木を見て森を見ず」(You can not see the wood for trees. :部分にこだわって、大局的に見ようとしないことのたとえ)に似たり。

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2010年11月19日 (金)

衣を脱いだ樹木

天候とは恐ろしいもので、一晩で樹木の姿を変えてしまう。

垣根のドウダンツツジ。

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公園のイチョウもこんな姿。

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雪の到来を告げる樹。

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寒さに立ち向かう強い身体づくりが、72歳になった私の課題だ。

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2010年11月18日 (木)

「生きる力」の獲得

教育雑誌『内外教育』に(平成8年3月号)掲載された記事に共感した。

     電気工事会社を経営しているA氏の話。

「忘れられないのは修学旅行。自給自足の生活で現金収入の乏しい時代なので、旅行費用が出せない親もいた。こりままでは旅行に行けない友達もいる。全員参加にこそ意義があるということから、学級会で決議し、日曜日を利用して造林業者のまき運びをした。

生木のまきは重く、肩に食い入る。それでも、みんな頑張り、目標の金額を確保した。苦しい作業を通じて得たものは、共同の力で問題を解決したことの喜び、友情と団結の尊さだった。これらが今の生活と仕事を支えている。」

 東京都心部のレストランでマネジャーを務め、従業員の人事管理、メニュー作り、食材の仕入れ、経理など一切を取り仕切っているC氏の話。

私は数学が苦手で、いつも落第点ばかりだった。そんな私を支えてくれたのは級友だった。「なんでおまえ、こんなことがわからないのか」などと、口では荒っぽいことを言いながら、トップクラスの級友たちが分かりやすく教えてくれた。友情こそが私の生きる力になっている。

ある先生が45年も前に山間地の中学校を卒業し、東京近辺に住んでいる人たちと話し合った時の、彼らの回顧談を紹介したものだ。

先生はこのような話を聴いて「生きる力」を身につけるとは、こういうこともあるのではないか、と思ったそうだ。

この話は、「生きる力」を育てるため、学校や教師は何をすればよいか示唆するものが多いと私も思った。

今、全国学力テストの序列が問題になっている。点数の結果だけでなく、人づくりへのアプローチのあり方を問う内容であるような気がする。

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2010年11月17日 (水)

素敵な朝

6:00、書斎から見事な朝焼け。急いで外へ。心が洗われるような景色。

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報道によれば、道内は12月上旬並みの冷え込みとなったとのこと。しかし、生きていることに喜びを感じた朝でもあった。自然に感謝sign01健康に感謝sign03  

                                    <記:11月16日>

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2010年11月16日 (火)

化学物質の影響調査

新聞報道によると、環境省は化学物質が子供たちに与える影響を追跡する10万人規模の全国調査を来年1月から開始するそうである。

調査方法は、妊婦検診時に同意を得た上で、出生後13歳まで、半年ごとに血液検査や面接、質問票による。

子供や妊婦が、ダイオキシン類やポリ塩化ビフェニール、水銀、農薬などの化学物質を低濃度でも体内に取り込んだ場合、発育や健康に影響が出ないかを調べる。

10万人規模の化学物質影響調査はアジアで初めて。世界でもデンマーク、ノルウェーに続き3ヵ国目となるようだ。

この調査は、以前に過去ブロで紹介した『子育てのバイブル 『大阪レポート』以上の規模であり、調査期間も長いので、その取組みの意気込みに驚いている。

文科省や法務省でも犯罪を犯して更生保護施設に入所している児童生徒を対象に、彼らの生育暦、特に保護者の養育姿勢や家庭教育環境等について、調査して欲しい。

青少年の健全育成を図るためにも、そのような調査がどれほど子育て中の人たちに役立つか計り知れないものがある。これこそ、現代の子育てバイブルになるのではなかろうか。

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2010年11月15日 (月)

不思議な睡眠薬

この写真は何でしょう。

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CD『不滅の映画音楽』のカバー写真。・太陽がいっぱい ・ティファニーで朝食を ・ウエスト・サイド物語 ・シェルブールの雨傘 ・ロミオとジュリエット・・・・・・・・・。

これらは私の睡眠薬、いわば子守唄だった。その後、Richard Claydermanの曲に替わり、現在はビアノ名曲集。

・夜想曲 ・トロイメライ ・ワルツ第7番 ・子犬のワルツ ・愛の夢第3番 ・ミリーゼのために など20曲を収録したCD。

不思議なもので、ベット・インの時刻やその日の出来事によって眠りに入る時間が異なる。ベスト・コンディションの時は2曲聴いて眠ってしまうが、月に1~2度、30分程度聴いている時もある。

音楽は不思議なもので、「不安や苦痛を和らげる力」があるようだ。従って今、音楽療法と称して、ピアノやフルートなどの楽器のほか、チャイムやお手玉などの小道具を使って、歌ったり、チャイムをたたいたりして、高齢者や障害児、難病患者の心身の機能回復を図ろうとする研究がされている。

音楽はわたしたちの魂の奥まで入り込んでくる力もっており、感動させリラックスさせ元気や安らぎを与えてくれる。

だから、私はこれからも音楽を良き友としていきたい。

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2010年11月14日 (日)

やっと 『雪つり』

5日続き?の雨天だったが、今日は久しぶりに晴天。いつ雪が降ってくるか分からないこの季節。早速、モンカブリの『雪つり』から冬の準備に取り掛かった。

3年前は4本であったが、それが3本になり、今年は2本だけにした。9:00に仕事を開始しながら11:40までかかった。before,afterで比較するとこんな具合。

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垣根のドウダンツツジはまだ見頃だが、地面がシバレナイ(凍らない)内に支柱を立てておかなければ手遅れになる。そこで冬囲いができるように準備だけした。

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また、ウッドデッキの踏み板も雪にさらさないように、迷彩色のシートで包んだ。このように保管すると14年経っても傷みはない。

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天気予報によれば明日は9:00からまた雨とのこと。まだバラをはじめ数十本の花々の冬囲いもしなければならないが、今度は妻のお手伝い程度で済みそうだ。

いつまでも、このような仕事ができるよう体づくりに励まなければならない。

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2010年11月13日 (土)

変った人事異動通知書

『辞令書・履歴書』のファイルの中にこんなものが・・・。

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北海道教育大学講師の採用通知書である。

この分校主事(分校の校長)は、学生と現場の教員との交流がないことに着目。

何とかして、交流を図り学生達に学校現場の様子や教材研究の視点などについて、生々しい話を聞かせてやりたいとの願いから、文部省に働きかけて3年目に開設した講座。

主事が数学の教授であったため、手始めに『算数教材研究』の講座のみの試み。

一人の教員の話を聞くよりも、多くの先生に参加して欲しいとの意向で、4人の教員が選考された。

算数科は「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」の4つのジャンルに分かれているので、話合の結果、私は「図形」を担当することになった。

講義は土曜日の4校目。14:45~16:15?の90分間。学校現場に無理をかけない時間帯にしたとのこと。

この講師採用通知書を受けるまでには、各人のこれまでの研究論文か学会での発表物を文部省に提出し、審査を受け承認を得なければならないという手順が必要だった。

いずれにしても、無事承認され非常勤講師になった時の通知書なのだ。

僅か前期・後期に各3~4回の講義であったが、講義のための教材研究には相当の時間を費やしたし、OHPのTPづくりや学生の学習意欲の喚起と持続性を図るため、いろいろと工夫した。

講師料は1時間3,100円(昭和53年度)から4,140円(昭和60年度)に上がったが、90分授業の場合は何円だったのか未だに分かっていない。

なお、学生にレポートの提出を求めた問題例はこのようなもの。

問題1 三角形の概念を培わせるには、その形の構成要素に着目させなければならない。それでは、具体的にどんな形と対比させるべきであろうか。(3点)

問題2 正方形の性質を観点別に列記し、それを取り扱う学年を記せ。(3点)

問題3 児童の実態をふまえて指導内容や扱い方を決定することが、教材研究の重要な要素である。具体的にどのような実態をさすのか、二つあげよ。(2点)

問題4 現場教師を迎えての授業を評価せよ。(2点) 

                              ※提出は3週間後

評価は10段階の絶対評価。4人の講師の評価を平均して評定し単位を認定するので、これもいい加減にはできなかった。レポートを提出しなかったため、単位不足で卒業できないと言い出して、3月の上旬に私の教室を訪れ、懇願する学生もいたことも思い出す。

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2010年11月12日 (金)

体罰と教育的効果

学校新聞にこんな記事を掲載したことがあった。(1973年3月号)

       げんこつの音 

「ゴッン ゴツン」。先生は右のはしから順に私たちの頭の上へゆっくりとげんこつを落としているのだ。ああ、次は私の番だ。「ガツーン」。頭の先から足の先まで電気が通ったように骨にしみた。

私たちはいままで班長としていろいろ仕事をしてきたのだが、それが先生の目からごらんになれば、大変に不足であるというのだ。

確かに私たちは努力が足りなかった。授業始まりのチャイムがとっくに鳴っているのに、皆の話がうるさかったり、給食時間のうるささは、私たち班長がしっかりしていれば、いくらでも解消することができるのですから。

私たち班長は、たまたま残されて、先生からよく注意を受けてきました。今の先生に限らず、何年も前に私たちが教えをうけた先生も、自分が積み重ねた失敗や多くのアイディアを私たちに教え、先生と同じ失敗をしないようにしろよ、とよく教えてくれました。

そんなやさしい先生も、時にはおっかない先生に変ります。そしてさっきのように私たちの頭によくげんこつを落とされるのです。

私は、先生がたまにお休みになったり仕事の都合で自習になった時、私たちの教室はとても騒々しくなります。すると私の心の中に、あの時の頭の上に落ちた、あのげんこつの音の響きが伝わってきます。

「これじゃあいけない」。という思いが心の中に湧いてきて、班長として騒いでいる人に注意を与えなくてはならないと感じてくるのです。

しかし、班の人の中には、何度注意をしても、先生の机の前で、友達と取っ組み合いをしていたり、立って歩いたりする人が多いので、先生にいつも立たされます。

その責任は全部班長がもつことになるのですから、いつも班長は、責任を重んずる心をもっていなければなりません。

先生はいつも班長に注意を与えて下さるのは、責任感をもち、いつも人から信頼される者になれということを私たちに教えて下さるためだと思います。

私は、卒業を目前にひかえて、あのげんこつの音は、先生から私たちへの教えの言葉だと感じるのです。

作文の子は6年後期に学級委員長をしていたしっかり者。このクラスは私の隣のクラスだったので、自習時間に時々覗きにいくことがあった。とに角、元気で腕白ざかりの子が数名おり、遊びや運動を好む子が多かったので、学級対抗のスポーツ競技では、この4組に勝つことができなかったことを記憶している。

それにしても、教師の体罰に関する記事を掲載したにもかかわらず、PTAや学級PTAで特別問題にもならず、学校の教育活動に積極的に支援・協力を惜しまない保護者の姿を見て、素晴しい学校だなあと感心したものだった。

申すまでもなく、体罰は学校教育法で禁じられているが、日本の長い歴史の中で有効な教育方法の一つであると位置づけられた時もあった。

体罰によって、その子が良い方向に変容を遂げた場合は、その体罰の教育的効果は評価されようが、一般的に逆効果になることが多い。

しかし、こんな事例もあるので参考までに過去ブロを覗いて見てsign02

教諭がいす投げ 2年生男児けが ① 『教諭がいす投げ 2年生男児けが ②

北海道では、今月も体罰で懲戒処分をうけた教師がいたが、①教師と子どもとの人間関係はどうなっているのか ②教師の日頃の指導姿勢はどうなのか ③本当に言葉で諭すことができなかったのか、と今一度立ち止まって考えてみることも重要ではないだろうか。

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2010年11月11日 (木)

「湯たんぽ効果」の庭

暦の上では冬の始まりとされる「立冬」(7日)が過ぎたのに、札幌の最高気温は平年より7度上回っているとのこと。

これは猛暑余波で海水温が上がり、湯たんぽのように空気を暖めているからだそうだ。だから我が家の庭は、今頃が紅葉の身頃。

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                 <垣根のドウダンツツジ>

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四季咲きのバラも3~4回目の花を咲かせ、蕾を膨らませるバラもある。

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さて、何時頃から冬囲いをしていいか戸惑っている。

「こんなに気温が高ければ、サケの飯寿司や漬物を漬けても早く発酵し酸っぱくなるのわsign02」と悩む妻。

早く平年並の気温に戻ってくれることを願っている。

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2010年11月10日 (水)

尖閣ビデオ流失と 教育現場の情報公開

連日の報道で世間を騒がせている尖閣ビデオ流失事件。ある衆議院議員は、「菅内閣は何をやっているのかsign02」と四点にわたって批判している。

①第一の誤りは中国から、様ざまな圧力がかかると、政府は、船長を保釈してしまったことから、大きな誤りのはじまり。

②第二の誤りは、釈放の判断を菅総理がしたのではなく、沖縄の地方検察局がしたと発表したこと。

③第三の誤りは、「全部のビデオを公開すべし」と主張したにも拘わらず、編集した6分半のビデオを、予算委員会理事等一部の議員にのみ見せたこと。全部のビデオを編集なしに公開しなければ、中国から「日本にとって都合の良い部分だけ見せた」と言われるに決まっている。

④第四の誤りは、今回のビデオ流失事件。政府の情報管理に問題が・・・・・・・・・。

私は、この情報公開問題を聞きながら、教育長時代に発生した下記の事故のことが頭を過ぎった。

全道教育長会議からの帰途、教育委員会から携帯に電話が入った。「A中学校の30代前半の男子教諭が自殺を図ったのです。現在、ドクターヘリで札幌市C病院に搬送されましたが、生死についてはまだ不明です」とのこと。

私は帰り際、本町にある新聞社支局に寄り、誰が、何時、何処で、何をしたかを報告し、詳しい内容が分かり次第、また、報告する旨を伝えました。

記者は「いち早く情報をいただき恐縮です。「いじめ問題」にからんでいなければ報道を控えます。もし、報道せざるを得ない場合は、事前に記事を教育長に見ていただき、了承してもらいます」との有難い言葉でありましたhappy01

次に、町長に報告し、「知っている範囲の情報を速やかにPTAへ報告し、今後の学校運営・教科経営についての対応策を提示し、理解を求める措置を本日中にとる」ことを話し、了解を得ました。

この事件は、自殺を図ったB教諭の救命のため、ドクターヘリが当該学校のグランドに着陸し搬送しましたので、生徒全員が目撃していたのです。

子ども達には勿論、その夜に開催された臨時PTA役員会・PTA総会で報告し、今後の対応策について理解いただいたわけです。

また、PTA総会に出席できなかった保護者のために、学校便りの臨時号を発行し、憶測のうまれない措置をとったわけです。

嬉しいことに、数日経ってから、PTA役員と校長、職員の代表が教育委員会を訪れ、「大変ご迷惑をおかけしました」と謝罪に来られました。

B教諭は日頃から教育活動や青少年育成会などの活動にも熱心で、生徒の信頼が厚かったことがよく分かりました。素早い対応と情報公開が効を奏した事例の一つです。

なお、この件は自殺未遂で終わり、B教諭は現在札幌の近くの中学校で元気に教鞭をとっています。プライバシーに関わることですので詳述しませんが、家庭的な悩みを抱えていたとのこと。

「いじめ」問題を含めて学校現場の隠ぺい体質は、なかなか改善されていないきらいがありますが、このことは問題解決を遅らせるばかりでなく、だらだらと尾を引き、ますますコジレていくことを強く認識すべきであると思うのです。

従って、その問題にかかわりのある当事者は、知っている範囲内の情報公開と説明責任を果たし、いつでもそれなりの責任を果たすという姿勢を取るべきです。

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2010年11月 9日 (火)

街路樹の姿

過日、1泊2日日程で札幌の奥座敷の定山渓温泉に泊って帰って来たら、街路樹がこんな姿に変身していた。

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昨年まではこんな光景。

Photo

毎年、落ち葉拾いが大変だったが、このような姿を見ると一抹の寂しさを感じる。

私は、手間はかかるが、このような街路樹であって欲しいという願いを持っていたが、車がスリップするとか、イチョウの葉は堆肥にもならないと苦情が出ているため、恐らく地域の要望から枝落しをしたのだろうsign02

ここに住んでいたら、下のような光景は一生見られないことになるだろう。

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木を伐採するのは簡単であるが、大きく育てるのは地域住民の合意が必要であり、車優先社会ではこの夢も捨てなければならないのだろうか。CO削減が叫ばれているのに・・・・・考えさせられる課題ではないかsign02

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2010年11月 8日 (月)

持ち味の教育

A研究所の所報に、現職時代、所長をしていた友人(SY)の巻頭言がスクラップ帳にあったので紹介する。

        持ち味の教育

シェパード犬は、昔から警察犬、盲導犬として活躍している。もともとは牧羊犬であったものが改良されて、現在の犬種になった。性質は警戒心が強く、勇気があり、飼い主には忠誠を尽くす犬で、訓練をすればするほど、その持ち味が磨きあげられるという。

しかし、この犬の知能の発達もまちまちで、物覚えのよい犬や繰り返し何回も訓練を要する犬などがいるようだ。また、一辺が20mの正方形のコースで行う毎日の歩行練習ても、すぐに飽きがくる犬がいるという。

「できの悪い犬でも良い犬でも、訓練で大切なことは、飼い主の犬に対する愛情ですよ。時には厳しく、時にはやさしく・・・。勿論、叱るにしても、その犬の特性を知り、軽重を考えてやらなければ・・・」と、地元の飼い主は言う。

同一内容、同一歩調で進む教育より脱皮し、一人ひとりの子どもの個性を尊重する教育の実践が待たれている。

そのため、文部省でも教室に教師を複数配置する考えを打ち出している。子どもの興味・関心、能力・適性などの特性に応じた多様な指導法を工夫改善し、思考力、判断力、表現力を育てていく必要がある。

これまで学校で行われてきた漢字ドリル、ピアニカ、なわとび、鉄棒などのたぐいの励まし学習も、今一度見直す必要があるのではなかろうか。到達基準を一律に設け、放課後いやいや残って学習していては、子どものやる気も育たないし、教える側の愛情も伝わらない。

個性を育む教育で問題にすべきことは、短所矯正ではなく、個のよさを伸長することである。成績の良し悪しとは無関係な、子ども個々の持ち味を大切にしたいものである。                (記:平成4年10月号)

この主張から16年経過した現在、多級校では教師(主に算数科)が複数配置されている。しかし、私が参観してきた授業の殆どは、依然として同一内容、同一歩調の指導姿勢であった。

子どものレディネスや前提学力に応じて、到達基準を設定しなおしたり、指導法を変えるよう、教師の指導観の見直しが必要と思う。

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2010年11月 7日 (日)

美味しい かりん糖

大好物の「かりん糖」。戦後の食料難時代に初めて口にした小樽の中野製菓の「かりん糖」。

Photo 創業90周年を誇る中野「かりん糖」は小樽銘菓の一つ。

ずっと食べ続けてきたが、50代頃から血糖値があがり糖尿病になる危険性が増したきた。それで「かりん糖」とはキッパリお別れ。

ところが、過日、新札幌のデパトで「青森物産展」が開催されていた。

写真のような「縄かりん糖」が目に留まった。試食してみると、控えめな糖分。歯ごたえも良し。農林水産大臣賞受賞とのこと。

「これは美味しいsign03」と妻も絶賛。

早速、六袋を買ってきて娘や知人におすそ分け。

食べた人から「美味しかったよsign01」とのメール。

今日は最後の袋を開いた。間もなく無くなるだろう。

詳しくは、かりん糖といえば 「縄かりん糖」!?をクリックして。

また、注文する予定でいる。でも病みつきにならないように注意しょうsign03

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2010年11月 6日 (土)

よい授業とは どんな授業

「家の子の担任の先生は、授業が下手なのー」との声を聞きました。「どんなふうなの?」と聞き返すと、「授業中、子どもが退屈してるんだもsign02」とのこと。

そこで、毎日子ども達と悪戦苦闘している現場の先生方に、一寸した提案があります。それは、自分一人でできる簡単な授業分析法を試してみてはどうだろうかと言うことです。

一般に「よい授業とは」、教師の発問・説明回数より、子どもの応答・説明回数の多い授業であると言われています。授業分析の際に、教師の発した言葉と子どもの発した言葉の回数を比較してみて下さい。

   □教師の発言数が少ないのはよい授業

     □発言数が同じくらいなら、普通の授業

       □教師の発言数が多い場合は 悪い授業

         □教師の発言数が極端に多い場合は、学級崩壊につながる授業

このような観点での授業分析は、テープレコーダーに、ある授業を録音しておき、教師の活動と子どもの活動の時間を比較してみるのです。教師の活動が多い場合は、悪い授業(子どもにとって つまらない授業)です。時間でなく発言回数の比較でも同じことが言えます。

よい授業を構築するには、とに角、子どもの活動をどう取り入れるかにかかっておりますので、授業分析に基づき、日頃の授業の欠点を認識することから出発し、改善・努力してみては如何でしょうか。

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2010年11月 5日 (金)

教職40年の思い出

私は、平静11年3月31日を持って教職40年にピリオドを打った。その思い出をA研究所の所報に書いたので紹介したい。

               この道に悔いなし

「キンコン カンコン かねがなる  時計台のかねがなる」で始まる詩の朗読。昭和34年4月6日第2校時、3年生の国語の授業。私の40年間の教職生活の出発である。部落戸数114戸、児童数98名の複式校。今はなき○○村立△△小学校。寅年生まれの私と丁度一回り違いの23名の児童との出会いである。

牛乳1本の給食。農繁休暇での田植えや稲刈、村内有線放送による15分間の『学校だより』で演じた放送劇、夏・冬休み帳の指導。長期休業中に紙芝居を持っての部落開館廻り。元旦は新年恒例会で全児童登校。緊張しながら『君が代』を伴奏したことなど、当時が懐かしく思い出される。

今、終着駅を目前にして、24年間携わってきた研究関係の書物や実践資料を整理し、新たな人生の旅立ちへの準備をしているが、4市2町9校の勤務で、深く心に刻まれていることを断片的に記したい。

  私の教師像

新卒当時の私は、立派な教師イコール児童の成績を向上させることのできる教師と単純に考えていた。従って、「はやく」「たくさん」「上手に」できるよう補習したり、ドリルを強化するなど、俗に言う、厳しい指導をしてきた。

その結果として、四教科の標準学力テストの偏差値が52~57をとり鼻高々でいた。しかし、いじめ問題や劣等感を持つ子への対応には適切を欠いていた。しばらく苦悩する時期が続いた。

教職折り返し点に当たる、53年度の学級経営案に「一人ひとりの子どものよさを発見し、みんなで認め合い、何らかの形で満足感・充実感に浸れる子ども達にする。そのためには、①子どもがよく観える教師 ②遊べる教師 ③励ましの言葉をかけられる教師 になるよう努力する」との決意宣言が書いてある。

この努力目標は今でも変わらない。僅か百文字以内におさまる言葉ではあるが、体験的に学んだ私の教師像である。

一人ひとりの子どもが持つよさ、持ち味や努力している姿などを認め、称揚・期待しながら教え育てる姿勢でいれば、教師の何げない一言でもどれだけ多くの子どもがやる気を起こすかが分かったからだ。

例えば、家庭環境が極めて悪いある子が、中学年の時に数十回万引きをしていたようだが、私が、妹思いの優しさと体育に秀でていた所を認め、褒めていったところ、万引きの回数も激減し、心境をいろいろと語ってくれるようになったこと。

また、聴覚障害を持つ教え子の母親に、「お宅の子は理数方面に素晴しいひらめきを示しますので、活かして行ってはどうですか」と私が言った。その一言を信じて、親子で努力し、浪人生活4年後に北大歯学部に合格し、現在開業医を営んでいる。

これら諸々の体験から、全員の全てのテスト用紙にも必ず褒めたり励ましの言葉を書いてきた。

  子どもとの触れ合い

9回の卒業生を送り出しながら、生徒指導の基本は「裸の触れ合いを通して、子どもの心の扉をひらくこと」であると実感した。その一つとして実践してきたことがある。

結婚してからであるが、卒業学年をもつ度にグループごとに家に来てもらい、食事を共にしてきた。夏休みは庭にテントを張り自由に宿泊させ、雨が降れば一室を開放した。食事は毎回カレーライスとジンギスカン。

卒業文集に、我が家で遊んだことやアウトドアでの活動が楽しい思い出であったと綴る作文を見て、妻と共に満足感に浸っている。今年度は本校にパークゴルフのコースを造り、多くの子どもと触れ合うことができたのも楽しい思い出の一つとなった。

   忙しい時ほど充実感あり

人間、やる気になれば三つの仕事が同じようにこなせるものであると思う。私の場合は、41年の○○小時代に教育課程研究集会の会場校として授業を提供(算数)、全道教研発表、自動車運転免許証取得。

49年の△△小では、研究所員、北海道算数数学教育会での研究発表、校内研修部長、初めての音楽専科(3年生6クラス)。また、衆参両院選挙の年には、6年生担任、研修部長、教育大学非常勤講師(算数教材研究)、職員団体の組織部長を務めた。

62年の□□小でも、また、6年生担任で研修部長、教育目標検討委員会委員長の責務を果たした。

○○小の教頭時代は、A地区教頭会長、○○小創立100周年記念事業、市教育課程作成委員会・市P連・育成会など1年間に五つの事務局長を経験した。そして、校長として二校歴任後にA教育局指導主幹を拝命。57歳にして初めて未知の行政経験である。

とにかく、これまで実に多くの経験をさせていただいたが、思い出すのは全て忙しかった時のことばかりてあり、その期間が一番充実感のみなぎっていた時でもあった。

いよいよ、あと数日で教職生活にピリオドを打ち、第二の人生のスタートのために19回目の転居が待っている。故郷の小樽を離れて40年間。多くの方々に出会い温かくご支援いただいたことへの深謝と、本誌の編集を手掛けたことのある私に、この稿のトリをつとめる機会を与えてくれた関係者にお礼を申し上げ、筆を置く。

この文を読み、自慢していると思われたら心外だ。この間、栄養失調、円形脱毛症、心室性期外収縮、耳下腺結石、自律神経失調症、十二指腸潰瘍を患ったが少しの通院で事なきを得た。

仲の良い友達が、「①出身(俗称:現教育大学札幌校出身者のこと)だから、とんとん拍子に出世街道を歩いてきたもねsign02」と羨むことがあった。しかし、転勤の度に大きな課題が与えられ、歯を食いしばって取組んできた姿を知ってはいなかった。

私は、10人兄姉妹の上から6番目に生まれ、中学3年の時に父(43歳)を亡くし、戦中・戦後の食料難時代の耐乏生活を強いられたし苦学もしてきた。

「仕事があるということは幸せなことだ」と自分に言い聞かせて頑張ってきた姿を、娘や息子に知らせておくのも高齢者となった親のツトメであるような気がしてUPしたのでアシカラズsign03

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2010年11月 4日 (木)

教え子からのプレゼント

毎年、農作物の収穫期が終わった頃、教え子からプレゼントがあります。

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経緯は過去ブロ冬至と家庭訪問に書きましたが、今年もいただきました。

農家をしている実家から貰ってきて、車で約40分かかる我が家までわざわざ届けてくれたのです。

ジャガイモは三種類。「雪化粧」というカボチャは私の好物。ヤーコンもありました。

この教え子は、夫が52歳、妻は47歳になり、子どもは20歳になったとのこと。

約35~40年前の教え子がこうして訪ねてきてくれることは、嬉しいheart03ことであり、教師みよりにつきます。

今日は3日続きの雨で11:50に霰(アラレ)が降ってきましたが、私の心は日本晴れでーーすhappy01                                                                  (記:11/3)

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2010年11月 3日 (水)

算数の学び方の基本

11月、教育現場は研究会シーズン。そこで、算数の学び方についての基本的事項に触れてみます。

□ 算数好きになるには

算数・数学の国際比較調査の結果によると、日本の子供は、知識・理解・技能に大変優れているが、考える力に劣り、算数・数学の授業を楽しく感じている割合が、他国より少ないことが分かりました。

子供を算数好きにするには、算数の内容に含まれる本当の意味がよく分かるようにすることが大切です。

例えば、第2学年で学習する「単位」には、もとになる大きさという意味があります。いろいろな大きさは単位のいくつ分というように表すことができますし、皆で共通の単位を約束すれば、一層便利になります。そうした意味がわかると、算数が面白くなり好きになります。

■算数の学習の楽しさを味わうには

例えば、計算で正しい答えを出したり、図・表・グラフなどをきちんとかけたりした時は、うれしい気持ちになります。あるいは、自分で工夫した方法によって算数の問題が解決したときも、大きな喜びが得られます。このような満足感や成功感によって、学習の楽しさを味わえるようになります。

そのような算数の授業は、子供たちの主体的な学習活動をもとにしてつくられます。教師から子供へ、一方的に知識などを伝達する授業では、面白さや楽しさが半減します。

教師が、子供たちの意見や考えなどを、よく聞いて、それを授業の中で生かし、よりよい解決の方法を探っていかせると、子供は算数の面白さや楽しさを味わえるようになります。

□計算の仕方と単位の考え方

計算は、形式的に教え込むと、理解が早いように思われがちですが、忘却も早いわけです。計算の仕方をしっかり理解していると忘却を防ぐことができます。

ところが、計算といえば、すぐ、「早く」「たくさん」できることだけを目当てにするため、無味乾燥なドリル中心の学習になり、考え方が育ちにくくなります。

既習事項や既習の考え方を活用して類推(両者の類似性に基づいて、他のことを推し量ること)し、新しい問題の解決を図るという「学び方」は、これからますます重要になります。

数と計算を学習する際の中心になる考え方は「単位の考え方」です。

・計算は単位の大きさに目をつけて操作すればよい。

・数は単位をもとにそれぞれの位が構成され、大きさや順序わ表している。

このような考えに子供が気づいたり、あるいはその「よさ」がわかると、その後の学習に役立ち、面白みも増してきます。

例えば、2+3=5 →20+30=50(10を単位にすると)2+3で1年生の学習に帰結。

200+300=500 →100を単位にすると 2+3に帰結。(2年生)

0.2+0.3=0,5 →0,1を単位にすると 2+3に帰結 (3年生)

2/6+3/6=5/6 →1/6を単位にすると 2+3に帰結 (3年生)

上の例でおわかりのことと思いますが、「ある単位のいくつ分あるか」を考えると、簡単な計算になることに気づき、その考え方を生かす力をつけることも、算数では重要です。

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2010年11月 2日 (火)

心の貯金 図書館司書を学校へ

1975の学年通信『やまなみ』にこのようなことが書かれていた。

        読 書 の 秋

読書をすることは、心に貯金をすることです。よい本をたくさん読むことは、心を豊かにして、ものの見方、考え方を深めるのに役立ちます。

よい本は、お米やパン、肉や野菜のようなもので、人間の心を育てる力になります。マンガはお菓子のようなものといえましょう。お菓子だけでは生きていけません。本を読むことで本を大切にする心も育ちます。親と子が毎日読書をするのも素晴しいのでは・・・・・・。

二学期から、図書館利用の仕方がかわり、毎日本がかりれるようになりました。大いに利用したいものです。

これまで、読書の重要性が強く叫ばれてきたにも関わらず、蔵書数の不足や望ましい読書指導をしてこなかったため、満足できる状態には至っていなかった。しかし最近、「朝の読書」を実践している学校が増えてきたのは望ましい傾向です。

さて、私が教育長をしている時、本町のある小さな中学校で「朝の読書」を継続的に実践し、その成果が北海道の中学校でただ1校、文部大臣賞を受賞。

この受賞を契機に、平成17年度から町内の各学校に図書館司書を派遣し、読書力を育てる「司書派遣事業」を実施したり、「ブックスタート」事業も推進してきた。

そのかいがあって、今では町内のどの学校も「朝の読書」が実践され、児童生徒の読書力も一段と高まったとの評価を得ているとのこと。

図書館は「文化の灯」。財政難ではあるが灯を消すことのないように努力して欲しい。

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2010年11月 1日 (月)

盲目のピアニスト 辻井伸行の母とほめバワー

生後間もなく全盲と診断された辻井伸行さんの母は、札幌で開かれた講演会で「障害があることで下を向いて生きるような人生は歩ませたくなかった。」と語り「得意なビアノの才能を伸すことで自信をつけさせようとした」。

また、「私がビアノを弾けないので、演奏はすべてほめた。子供はほめられると次も頑張ろうと思うのでは」とも話したとのこと。

さて、「ほめる」に関して、過日、千歳市にある北海少年院の体力テストの取組みについて報道されていた。教官が心がけているのは褒めること。

次長によると、頑張ること、やり遂げることが大切だという経験に乏しい少年がほとんどで、「すごいね、やったねと言われ、その言葉が、やればできるんだという自信とやる気につながっているのではsign02」と。

人は、認められ、褒められ、期待されると嬉しくなり、ますますやる気を起こすものです。逆に、否定され、怒られ、期待されないと、嫌気がさし投げやりな態度になり、ますます自尊感情を喪失させていきます。

たった三文字の「ほめる」ということは、人を育てるキーワードであり、夫婦間においても通じるのでは・・・・・・。

しかし、難しいことです。その難しさを乗り越えることができるかどうかで、その人の人間力?が問われるのではないだろうか。そういう意味からも辻井伸行さんの母は実に素晴しい人間力の持ち主であると思うのです。私もそうなるように努力したい。

<追記> 今朝(11/1)のNHK(あさイチ)で「ほめパワー」を取り上げていた。結論は、ほめることが二つのことに効果があるとのこと

①社会適応力が2倍になる。(子供の場合) ②認知症の予防にも効果がある。

これは、アメリカのある学会の調査結果。特に、認知症の予防面では、互いに人をほめ合うために、ほめるところを探そうとすると頭の中の前頭葉が使われるからとのこと。

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