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2011年1月 7日 (金)

事件・事故に対する マスコミ対応の大切さ

児童生徒をあずかる学校等は、日頃から事件・事故への未然防止をとっていなければなりません。しかし、不幸にして事件・事故等に巻き込まれた場合、どのように対応することが望ましいのでしょうか。

危機が発生した際、学校が真っ先に対応せざるを得ないのがマスコミ対応です。しかし、学校側の一番のウィクポイントは実はマスコミ対応なわけです。何故なら、学校にマスコミが取材に来るということは、滅多にないことであるし、あっては困ることなのです。

私の場合、38年間の小学校勤務で児童の事故・事件で新聞記者が学校へ来られたのは僅か1件(子どもの水難事故)のみで、他は子どもの活動や素晴しい教育実践ねPTA活動等の紹介に十数回来られただけです。

ところで、最近は子どもを取り巻く環境が悪化し、学校側も気を許すことができないわけです。「マスコミ」対応如何で、「一過性の報道」で終わり収束するのか、キャンペーン報道が繰り返され、社会的批判が増幅されるかが決まるわけです。

私も教育長になってから、マスコミ対応せざるを得ない事態に遭遇し戸惑いましたが、幸いにも、ある社の新聞記者から懇意にしていただき、マスコミ対応のノウハウを教えていただいたので、要点のみ紹介します。

管理職や部長、学年主任などは、特に参考にしていただきたいと思いますが、一般の教員も予備知識を持つことが危機管理の面から重要であります。

なお、教育雑誌『教育展望』の2006年4月号に掲載された<学校の危機管理のあり方について 田中正博の論文>を参照し、概略を紹介します。

ア 記者会見の「予定時間」と「場所」を直ちにマスコミに伝えること

「突発的なことなので学校側も事態をよく把握していません。すみませんが、あと○時間待って下さい。○時に緊急記者会見を行いますので、ご承知下さい」ということを告げること。その言葉で記者は立ち去ることになっているそうです。

このコメントを出さなかったり遅すぎると、記者とのトラブルが起こるわけです。記者が立ち去った後はね約束の時間まで事態の確認や報告、指示に費やせばよいわけです。

イ 確認された情報は、「現時点では」「現段階では」とマスコミに公表すること

緊急時の場合は「何時」「何処で」「誰が」「何を」「何故」の一つでも事実が確認されたらそれを公表することを優先させることが大切です。この基本的な認識を忘れてはいけないわけです。

ウ 説明事項はメモしておき、それを見て説明すること。

コメントをする際には絶対にメモや文章化した紙を見て説明することが賢明です。何故なら余分なコメントをして言質をとられ、それを盾に根掘り葉掘り問いただされるハメに陥る危険性があります。

また、記者は自分の都合のよい記事にするため、必要な言葉をコメントする側から引き出そうとするのです。

従って、記事を見たときに「私はそんなコメントをした覚えがありません」と問いただしても、「その言葉を発しましたよsign02」と相手にしてくれないわけです。余分なことはコメントしないことを十分に留意することが大切です。

エ 弁解的説明を絶対に見せないこと。

責任回避的な姿勢をとらず臆せずに臨むこと。特に、ウソは絶対にバレルということを肝に銘じておくことが重要です。

 記者会見の場で、記者と論議しないこと。

反省すべき点だけを素直に謝罪する。論議する場合は、自分の信念に基づき、いろいろな資料や実例などを根拠にして理解していただける自信があり、自分の言質に責任をとることの覚悟がある場合のみです。たんなる開き直りで論議することは絶対に控えるべきです。

カ 緊急記者会見に、時間は少なくても50分程度はとること。

短時間で済ませたいというのが本音ですが、記者の質問に丁寧に対応する姿勢が求められるわけです。同じような質問が繰り返し出されますが、知っていることだけを繰り返し回答するだけでいいのです。苛立ってはいけません。

キ 簡潔に、結論から話すこと。余計な話をすべきではないこと。

記者の質問に対しては15秒以内に説明できる能力を身につけることが重要なようです。

ク 公表済みの情報は、会見場の入口にプリントした紙(情報内容 番号 日時を明記しておく)を置いておくこと。

事故・事件の大きさによって、新聞記者や雑誌記者が入り替わり立ち替わりやってまいります。そして既に公表していることをまた質問しているわけです。

しかし、初めて来た記者にとっては当たり前の質問ですが、答える方にとっては嫌になってしまうものです。従って、公表済みの情報をプリントして会場入口に追い手くことが親切な対応になるわけです。

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