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2011年6月

2011年6月30日 (木)

愛犬ポッキーと息子の自家中毒

昭和56年4月。人事異動で4校目の小学校へ転勤。長女は中学1年生で息子は小学4年生になっていた。

転勤前は狭い教員住宅(家賃が2,860円)だったが、今度はやっと捜し求めた民間の一軒家。しかも、勤務校までバス利用という具合で住環境が全く異なっていた。

娘は同級生が斜め向いにいたので、楽しげに登下校していたとのこと。しかし、息子の方は誰も近所に同級生がいないばかりか、帰宅してきても周りの小学生はみんな算盤教室や学習塾に通っているので、遊んでいる子供は見当たらなかった。

さて、転向して数日経った頃、登校時刻になると腹痛を訴える息子。慌てた妻は小児科に連れて行ったら自家中毒とのこと。それが、数日続いたが学校へ行ってしまうと治ってしまうらしい。

医者は、「環境の変化でストレスがたまり腹痛を起こしているのです。特別これといった薬はありませんが、これでも飲ませて下さい。毒にも薬にもならない粉ですsign02」と言われたと私に報告する妻。

何か良い方法はないものかと真剣に話し合った結果、犬を飼ってみたらどうだろうとの結論に達した。犬と戯れていると寂しさも失せ気分転換になるのではないか?とのことで、娘の友達から頂いたのがこの犬。

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名前はポッキーでオス。チャオチャオ犬の血が入った雑種。この犬のお陰で息子の自家中毒は治り、数名の友達ができ、冬になると友達とスキー教室へ通うようになっていた。

最近、触れ合いや交流を通じて、病気やケガまたは精神的な痛手を受け、人の不安を減らし気力を高め、心と体を癒す働きをする高度な訓練を受けた犬たちをセラピードッグというらしい。

しかし、我が家のポッキーは特別訓練を受けていないにもかかわらず、息子の心を癒してくれた。犬は正直もの。愛情を注げば注ぐほど人の心を癒してくれますし、人間以上に素晴らしい能力を発揮してくれる。

ポッキーは私の転勤と共に、南から北の方へ3回も現住所?を変えていた。

新任校の時に、ボッキーを連れて散歩をしていると「こんにちは!校長先生でいらっしゃいますねsign02 校長住宅に繋がれている犬ですよねsign01」と私の顔を知らない人達から声をかけられたこともあった。

また、「公宅で犬を飼ってはいけない規則になっているのにけしからんsign03」とある教育長に怒られたが「今まで家族同様に過ごしてきた愛犬を処分せよと言うのですかsign02近所に迷惑をかけないよう充分に配慮しますので、お許しいただきたいのですがsign03」と懇願し、「見て見ぬふりをしていることにするわ!」との言質を頂いた?こともあった。

そのポッキーは息子が大学2年生の時に亡くなったが、円滑な人間関係を醸し出す素晴らしい能力を発揮してくれたので感謝している。

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2011年6月29日 (水)

涙が人生の栄養だ

新任校長で赴任した時、地方新聞社から原稿依頼がきた。たまたまその新聞の切抜きがあったのでUPしておこうと思う。

  『涙が人生の栄養』

いつの時代も子供を持つ親達は、健康でたくましく、かしこい子供に育てたいと願い続けてきた。その願いは、教師にとっても同じである。

ところが今日、その願いと現実があまりにもかけ離れていく状況に私は強い苛立ちをおぼえる。

つい数か月前の新聞に、「学校嫌い」過去最高。不登校中学生100人に1人。小学生も大幅増加。とか、クレジットカードによる多額の買い物や、キャッシングローンの利用で返済不能に陥り「カード破産」に追い込まれるケースが道内でも急増。との報道が目にとまった。一体どうなつているのだろう。

「飽食暖衣、逸居して教うることなければ禽獣に近し」という孟子の言葉を思い出す。現代語に訳すと、「食べたいだけ食べ、着たいだけ着て気ままな生活をし、ただそれだけで教育を受けないとなれば、その人間は鳥やけものと大して違わない」となろう。まさに今日の教育の欠陥を突いていた言葉のように思われてならない。

今の家庭生活は、冷蔵庫を開ければ冷たい物がすぐ手に入り、ボタン一つ押すだけで見たい番組が見られる。このように、子供を取り巻く環境が豊かで便利になるにつれて、額に汗したり我慢をする機会は次第に少なくなつてきました。

ある詩人いわく。「寒さに震えた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る」と。

人間は、困難を経験して強くなり成長する。難儀に遭ってはじめて人の苦しみに対する理解や同情も深まる。

まもなく、二十一世紀の扉が開かれる。その新時代を担っていくのは今の子供達である。この子らに、困難に立ち向かう強い意志や問題解決に積極的に挑む力など、主体的に変化に対応する能力を培わせるのが、今求められている教育課題である。

従って、学校教育は勿論のこと幼児期の教育のあり方までさかのぼって考えていかなければならない。特に飽食時代の子供達に、どんな生活を、どんな経験や体験をさせてやればよいのかということと、「自由と規律」との関係をも、今こそ親も教師も真剣に考え、できることから一つ一つ実行していくことが大切である。

私は「涙や汗が人生の栄養だ」ということを、体験的に学ばせる親や教師であって欲しいと願っている。

今から約20年前に書いたものだが、少子高齢化が一段と進んだ今日、私の主張は時代遅れの感がある。

しかし、政治経済が混迷し財政破綻が各地方まで押し寄せている現状をみたとき、近い将来、否応なしに耐乏生活を強いられることになるのではないかと危惧の念を抱いている。

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2011年6月28日 (火)

岩見沢集団食中毒 十数年前の実態

友人から岩見沢の集団食中毒事故に関して、平成10年度に「学校給食運営委員」になっていた、あるPTA役員のコメントが記されている紙が送られてきた。

   (前文省略) 

給食運営委員会の仕事内容は、委員11名で構成され、学校給食費の値上げの検討や設備の改善等、学校給食全般にわたる運営上の諸問題について、審議し意見を言う会だそうです。

年3回センターに行き、試食をして会議を開いています。・・・・・・・(略)

岩見沢の学校給食で一番問題だと思われるのは、学校給食共同調理所には、充分な施設が無く、パンもご飯も、揚げ物、焼き物まで○○に外注しているという事です。お粗末としか言いようがありません。

「チャーハン」や「まぜ御飯」等の具は、インスタント食品だそうです。

現在、米は新十津川と雨竜産だそうです。何故、岩見沢産じゃないのでしょうか?

平成12年度には、米の補助金が打ち切られます。その際には、「値上げもありうる」との事です。調理所の方々も大変な努力をしているのはよく分かります。しかし、今のような多量の残飯が何故出るのかをもっと考えて欲しいと思うのです。

答えは一つ。「もつとおいしい給食」であれば良いのです。あとは、家庭で好き嫌いの少ない子供に育てる、食事はきちんと食べる、おやつやジュース類は最低限にする事・・・・・・・・(以下略)

この時、この方はまさか集団食中毒が起こるとは夢にも思っていなかったのでしょう。とに角、岩見沢市の学校給食の実態はお粗末だったことが読み取れます。

食育の重要性への認識が欠如していたからこそ、あのような中毒問題が発生したとも思われます。

行政は事件が起きて初めて重い腰を上げるという傾向がありましたが、今回の事故によって各自治体の危機意識も高まり、改善努力がなされていくことを期待しています。

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2011年6月27日 (月)

バラも咲き出した 我が家の庭

6月26日晴れ。我が家の庭にも花々が咲き出した。

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大小様々な花たちが咲き競っている。間もなく16種類?のバラも咲き出すことだろうhappy01

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2011年6月26日 (日)

フォトレコでアルバム廃棄

教員になってから教育長を退職するまでのアルバムが約10冊あった。私しか知らない思い出の写真。しかし、そろそろ整理した方が良いのではないかと思い、職員写真・学級写真の他、特別残しておきたい写真を厳選し、フォトレコなるものを買ってメモリーカードに保存し他は廃棄した。

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こんな機能の機器があるとは知らなかった。

・L版カラー写真を高速6秒で読込み保存  ・さまざまな原稿の読込みが可能

・メモリーカードにデータをダイレクト保存  ・フィルム読込み保存

別売りのメモリカード2Gバイトで約4,000枚の写真が保存可能なのだ。値段はフォトレコが16,296円でメモリーカードが1,532円。合計17,828円。

このブログの写真もフォトレコに読込んだ写真をPCに取り込み使用したものだ。とに角、簡単に読込めるのでアルバムの整理には欠かせない機器だ。

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2011年6月25日 (土)

懐かしき歌のノート 亡き義母のメモ帳

亡き義母(没97歳)の愛用していたピアノ。自宅の二階には嫁入り道具の一つとして古いオルガン(昔の学校にあったピストン?のようなものが付いている型)と義父にお願いして購入したピアノ(中古品)が置いてあった。

しかし、階段を上がる体力もなくなったので、私がキーボードを貸してあげた。

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義母は暇さえあればピアノで懐かしのメロディーを奏でていたが、楽譜はなし。しかし、楽譜代わりに大学ノートに書かれた歌詞の一部を見て、その時の気分で弾く曲を決めていた。

そのメモの一部を記録として残しておこうと思う。

◎知床の岬にハマナスの咲く頃、思い出しておくれおれ達の事を。飲んで騒いで丘に登れば、はるか国後に白夜も明ける

◎更け行く秋の夜、旅の空の わびしき思いに一人悩む

◎今宵出舟かおなごりおしや 暗い波間に雪が降る。舟は見えねど今なる汽笛は出舟の合図 無事に着いた便りを      おき千鳥

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◎行こか戻ろか?

◎幻の影を慕いて雨に日に ・・・・・胸の火に 身をこがれつつしのび泣く

◎庭の千草も虫の音も かれて淋しく

◎明日浜辺をさまよえば 昔の事ぞしのばるる 風よ風よ 浜のさまよ 寄する浪もかいの色も

一体、何曲覚えていたのだろうsign02 探り弾きながら記憶のみをたよりに97歳まで弾いていたとは驚きに値する。

大正、昭和、平成時代の流行歌、童謡、文部省唱歌・・・・。歌は時代を超えて素晴らしいものだsign02

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2011年6月24日 (金)

雑草に学ぶ

この頃、庭の草むしりをしながら感ずるのは、雑草のたくましさだ。地中に少しでも根を残すと、地上に出た部分をきれいに始末しても、数日経つとまた前より強く茂り始める。従って、どうしても根から取り除かなければ効果がない。

その根取りの困難な仕事をしていると、草の地上に現れている部分に比べて、目に触れない根の部分の強靭さには圧倒される。そして、教育においてもつと継続的に強力に行わなければならないのは、目に見える成績などではなくてね人の目には見えない所の人間を成り立たせている根の教育ではなかろうかと思うのである。

植物の根は、水分や養分を吸収するだけではなく、風雨や動物などから加えられる害に対して、我が身を守り、しっかりと地上に安定する役割をもつている。従って、根は単に伸びやすい方向に伸びるだけではなく、伸びにくい固い地盤に伸びることで、安定化を図っているようである。

今、社会の変化に主体的に対応できる心豊かで、たくましく生きる人間の育成を図ることが求められている。

このことは、雑草のようなたくましさを持ち、どのような逆境にも負けないで、立ち向かっていくことのできる子どもではないかと考える。そして、このような子どもは、しつかりした根を持った人間でなければならないであろう。

さて、この人間の根とは何であろうか。私は多様な体験や経験ではないかと思っている。

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例えば、誰とでも付き合える仲間的体験であり、人間の基本的な生活習慣での基礎的体験。また、自然体験や感動体験も重要であり、不思議だなと思うことを心行くまで調べる探求的・創造的体験等も大切であると思っている。

後一月もすれば25日間の夏休みに入るが、この機会をとらえて我が子が多くの体験をするように働きかけて下されば幸いである。

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2011年6月23日 (木)

パソコン購入 中国製?

最近、パソコンの調子が変なので販売業務委託元の郵便局に依頼して購入した。

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機種はLENOVOという聞きなれないメーカー(中国)でWindows7。値段は37,800円で一番安いPC。店頭価格とさほど違いがないが設定は自分ですることになっていた。

しかし、私にはそのような知識・技能がないので専門家にお願いしたところ、旧PCの中の重要な情報(住所録、ドキュメントで残しておきたい内容)を取り込んでもらったり、プリンターとの接続調整などでセッテング料金が16,000円となった。

その代わり、WordとExcel機能やゲームのフリーセルも取り込んでくれた。値段がこんなに安いのに、今までのものと遜色がない。

ちなみに、最初の機種はFUJITSUのFMV-BIBIO(Windows98)で約30万円(平成14年)。次はTOSHIBAのDynabook(Windows-XP)で約10万円(平成19年)。

僅か4年足らずで立ち上がりが遅くトラブル続きであるなら、一層のこと安いPCで4年もたせた方が良いと思った。

なお、立ち上がりが悪ければ初期化すると良いそうだが、PCに入っている全ての情報が消えるのでバックアップを取っておかなければならないとのこと。

また、PCだけに依存していると危険なので、大切な情報は必ずプリントしておくことが重要であると教えてくれたのでスタンバイしようと思っている。

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2011年6月22日 (水)

自己責任承諾書 学年・学級行事

学級PTA行事に参加させる場合には、下記のような内容を具備した自己責任承諾書(行事参加承諾書)を提出させることが重要です。

・行事実施に当たっては事故防止に細心の注意を払いますが、万が一の事故が発生した場合は、学級PTA役員並びに学校側の責任を求めないこと。(自己責任を負う)

・参加先での事故などの補償については、保険の範囲内となること。

・上記の行事に参加を同意します。保護者の氏名・押印

教育委員会主催の少年リーダー講習会や水泳教室、青少年育成協議会主宰のスポーツ大会等の参加者には、行事参加承諾書を提示してもらうのが一般的です。

しかし、学校側では学校行事やPTA行事等では、あまり行事参加承諾書の提示を求めないことが多いように見受けられます。

事故は予期しない時に起こりがちですし、事故が発生したら賠償を求められることが当たり前のようになっているにもかかわらず、学校側や教師側の危機に対する防衛意識は、やや低いように思われます。

運河の多いオランダでは、運河沿いに転落防止柵がないため、年間に相当数の児童が転落事故に遭遇したそうです。

しかし、それは自己責任であるとの考えが一般的であり、子どもの命を守るため、小学校では水泳指導を強化しております。それでも所定の課程をマスターできない子どもは、民間のスイミング教室に通って泳げるようにするそうです。

また、オランダは自転車保有台数が世界一で、国民の殆どが利用しておりますが、交通事故に遭っても自己責任意識が徹底しているせいか、日本の若者のような無茶な乗り方をしている人は目に留まりませんでした。

自己責任という考えを保護者に理解していただき定着させることも重要でしょう。

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2011年6月21日 (火)

学級PTA行事開催上の留意点

学級PTA行事は教育課程に位置づけられたものではなく、教育課程外の行事です。従って、担任教師の自由裁量の中で計画・実施されます。

しかし、その行事が楽しい思い出として残るようなものになったのであれば良いのですが、大きな事故に遭遇とたり主催者の不注意による事故が発生したのでは、本来の目的が達成されないばかりか、場合によつては管理職を含めた責任問題にまで発展することも考えられます。だから計画段階から細心の注意をはらつて周到に準備する必要があります。

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とは言え、最近の教師や学校側は事故に対する警戒感から子どもや保護者とのふれ合い活動や行事を避けようとする傾向にあります。

ましてや学級行事は土曜・日曜に行われることが多いものですから、教師は休む暇もないというのが本音なのですが、その気持ちを隠し、事故が起きたら責任がとれないとの理由から、逃げの姿勢をとることが多く、管理職も責任問題を理由に教育課程外の活動に、賛同することが少なくなつてきているように見受けられます。

そのような姿勢でいると、保護者と教師の望ましい人間関係をつくることができなくなります。

次のような事項に留意し、積極的な活動展開を望みます。

〈留意事項〉

ビクニック、ハイキング、キャンプ、お泊り会の開催時は事故防止策を十分に練ること。

○事前準備

・行事計画書策定前に、子どもめ保護者の意識や体験の有無、参加希望の有無をアンケートにより把握する。

・学級PTA役員とアンケート調査結果をもとに計画を立案する。

 「いつ」「どこで」「何を」「誰と」実施するのかの計画を立案する。

・学級PTA役員と教師による事前視察や現地視察を実施する。

 参加の有無、行事運営上の仕事内容と協力の可否。

○実施要綱

・行事内容と日程、参加者、費用、子ども並びに保護者の持参する物、運営に協力できる 仕事分担、レクリェーション傷害保険や行事参加者傷害保険加入希望の有無。

なお、行事参加承諾書の提示については明日UPします。

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2011年6月20日 (月)

総合学習と体験学習

確か3年前のこの時期に親子3人で南フランスへ行っていた。懐かしくなり南仏関係のブログを見ていたら、アヴィニョン在住日本人の書かれた『南仏アヴィニヨンより』に出くわしました。

実際に行ってきた町が紹介されていたので数枚UPしておきます。

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さて、ブログの中に三つ子の小学生が1週間の林間学校へ行ったと書かれていました。日本では6年生の修学旅行は2泊3日と決まっています。ある学校では事前研修という名目で1泊とり、合計3泊4日の日程で宿泊学習を計画・実施しているところもありました。

私の小学校時代(小樽祝津小学校~灯台や水族館のある町)は、修学旅行は今と同じように2泊3日でしたが、夏休み直近の1週前に『海浜学校』が開かれ、海の子は卒業までに全員泳げるようになることを目標に水泳授業が展開されました。したがって、祝津小の子は全員背の立たないところで泳ぐことができたのです。

現在はどうなっているのか分かりませんが、総合学習の時間を使って地域の特色を生かした学習を展開することが容易になりました。

ところが、総合学習といえばどこかの付属小学校の活動を真似て、細切れ的に学習が展開されている学校が多いように見受けられます。私はロングタイムで活動する指導計画の樹立が大切と思うのです。

ロングタイムであれば、子どもたちに一定の目標を達成させることができるし、豊富な体験をさせることもできるのです。また、教師も総合学習に振り回されることもなく計画立案の負担も軽減されるわけです。

学習指導要領が改定されたこの時期に再度指導計画の見直しをして欲しいと強く願っています。

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2011年6月19日 (日)

エコマネーによる「互助」の精神

北海道立教育研究所から所報『北海道教育』への原稿依頼を受け執筆した。テーマは「新たな“共生の仕組み”をどう創るか」だった。教育評論『羅針盤』に掲載したいとのこと。紹介しょう。

        エコマネーによる「互助」の精神

国は、平成13年6月に「学校教育法の一部を改正する法律」を成立させた。改定のねらいの一つは、児童生徒の社会性や豊かな人間性を育む観点から、学校におけるボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動等の体験活動の充実をめざすことである(第18条の2関係)。

その背景は、社会的要請としてボランティアの心の教育と具体的な実践活動の展開が学校に強く求められているからであり、しかも、地域をフィールドとした体験活動が期待されているからである。しかし、この法改正が学校教育の場で実効あるものとして展開されるためには、まだまだ多くの歳月を要することであろう。

ここでは、子どもたちのボランティア活動等を阻害させている要因を分析しながら、様々な体験活動を促進する新しい地域社会をどう創るかを考察していきたい。

1 地域社会の今日的問題

2002年4月から完全学校週5日制が実施され、子どもが地域で過ごす時間も増大し、今以上に地域の影響を強く受けることになる。そこでまず、子どもの教育に大きな役割を担っている地域社会の現状にスポットを当て、いくつかの大きな問題を指摘したい。

その第一は、地域への関心の希薄化である。個人主義の台頭に伴い、人々の地域への関心や帰属意識が薄れてきた。そのために、地域の連帯感が薄れ、互助の機能が失われてきた。

第二には、過密・過疎の問題である。過密問題は大都市及びその周辺における人口急増地域で起こり、犯罪、非行などのほか交通、住宅、公害といった様々な病理現象を引き起こしている。また、過疎問題は地域社会の生活機能全体の衰退と疲弊という形で表れるなど、深刻な問題として受け止められている。

第三に、伝統的な地域集団の衰退という問題もある。子ども会、スポーツ少年団、郷土芸能、ボーイスカート、青年団、女性団体などといった伝統的な地域集団は、地域社会の中にあって、人々の基本的な生活機能の維持に大きな役割を果たしてきた。しかし、少子化・高齢化や都市化の進行に伴いこれらの地域集団は衰退の一途をたどり、今日では十分な活動ができないところも多くなってきた。

これらの問題は、国際化、情報化、科学技術の進展、少子化・高齢化など社会の様々な面の急速な変化によってもたらされたものであろう。したがって、かつてのような「他者を思いやる」「互いに助け合う」という習慣を基盤とした地域社会における互助の伝統を再生するには大変な困難を伴うであろうが、有効なアプローチがないわけではない。

2 学校におけるボランティア活動の現状ととらえ方

学校、家庭、地域社会が連携し子どもたちにもっと様々な社会体験や自然体験などをさせることは教育効果を一層高めることにつながる。阪神淡路大震災を契機に教職員はじめ保護者や地域住民がボランティア活動に対して関心を持つようになり、各学校での取組みも活発になってきた。比較的多くの地域の学校で実施してきた主なボランティア活動は、古切手、ベルマークなどの収集からはじまり、空缶古紙の回収、公園、街路などの清掃、老人ホーム等の慰問などであるが、現実を直視するとまだまだ限られた一部の人たちや特定の場で活動している傾向が強い。また、子どもたちの主体的なかかわりや参加意識などを見ると、まだ満足できる状況には至っていない。

ボランティア活動は、①様々な場面で自分の可能性に挑戦しながら、人としてのアリカタ自らの生き方などを学ぶなど、自己啓発、自己実現につながる生涯学習である。②多くの人たちとの触れ合いを通して共に生きることを学んだり、人間関係を豊かにするなどして、人間理解を深める活動である。③同じ地域社会に生活する一員として、お互いに協力し合い、潤いのある住みよい地域づくりを進める活動である。

ボランティア活動のこのような機能を教師や保護者がしっかりと認識し、ボランティア精神の大切さを知識として理解するに止まることなく、具体的な実践活動を通して体得させることを目指さなければならない。

ボランティア活動のきっかけは、どこにでもある。だれかの問題ではなく、自分のこととして自然なことから行動がはじまる自発的なものである。「無理なく、誰でも、いつでも、どこでもできる活動」であるべきである。相手のためにしてあげるのだという意識ではなく、むしろ、相手から学びとる心の豊かさとともに、相手にしてあげられる喜びを大切に育てていくことが重要である。なお、ボランティア等の活動は手始めとして、身近な地域とのかかわりをもった自然保護や環境美化など日常的な活動から始め、徐々に範囲を広げていくことが大切といえる。

次に、A町の地域づくりの実践事例を紹介しながら、「新たな共生の仕組みをどう創るか」の命題を考えてみたい。

3 地域でつくる 助け合い通貨「エコマネー」

ちょっとした困りごとができたとき、話し相手が欲しいとき、誰かに頼りたいけれど、なかなか声がかけられない・・・。どうしたら快く助け合える関係ができるだろう。こんな問いかけへの一つの答えとして、エコマネーを導入する動きが見え始めた。エコマネーって何なのか簡単な仕組みについて書かれている新聞記事を紹介してみる。

◎ エコマネーって?(東京新聞サンデー版 2001年9月2日発行)

「私たちが普段から使っているお金は、値段の付いた商品やサービスをいつでもどこでも売ったり、買ったりできるよう、国と日本銀行が発行している。お金を銀行に預ければ利子がつき、殖やすこともできます。一方、エコマネーは、限られた地域や仲間の中で、値段を付けづらい手助けや環境、福祉、教育、文化などに関するやりとりをしたとき、お礼として使う。いわば、『ありがとう』の言葉がお礼やコインに姿を変えたもので、発行するのは使い手である私たちだ。(中略)エコマネーは得するから流通するのではなく、使い手の間に信頼関係が築かれるから流通していく。」エコマネーという名前は、「エコノミー(経済)」と」エコロジー(環境)」「コミュニティー(共同体)」が一体となった経済社会構造「ミコミュニティー」で流通するお金「エコミュニティーマネー」を略した造語である。

◎活性化へのチャレンジ(北海道新聞 2001年1月13日発行)

「○○管内○○町で、エコマネー『クリン』を運営する『○○エコマネー研究会』の長谷川誓一代表・・・・。『ボランティアのリレーを目指す』。例えば、こんなケースが昨年あった。独り暮らしのおばあさんの家で垣根の枝が伸び放題だったが、高齢で脚立に乗り、はさみを使うのは無理。研究会にせん定を頼み、会員がきれいに仕上げてくれた。おばあさんは感謝の気持を込め、4千クリンを手渡した。足の不自由な主婦が犬の散歩を隣の子どもに1千クリンで頼み、その子どもはそれを使って大人から将棋の手ほどきを受けた。長谷川さんは、ミコマネーを『行政に頼らない地域の助け合いの仕組み』と位置づけ、昨年2月から2カ月間、第1次試験流通を行った。参加者に原資として2万クリンずつ配り、サービスを交換した。昨年9月から11月までの第2次試験で、500人以上が参加者となり、サービス内容は約8800件・・・・。」と紹介されている。およそ9000のサービスが登録され、町民によりサービスの交換が行われていた。しかも、介護、環境、子どもなどの分野のほか、コーディネーターによるマッチングも行われている。

では、○○町のエコマネーに子どもたちはどのような動きをしたのであろうか。

4 エコマネーと子どもの動き

「○○エコマネー研究会」では、子どもが主体的に考えたサービスメニューの他に、子どもの参加の促進と、子どもが地域の産業、社会資源とのつながりを深めることを目的に「エコマネー子ども探検隊」のイベント事業を企画した。具体的内容は、①特産品(玉ねぎ、朝もぎトマト、ゆり根)の収穫作業体験 ②資源ゴミ(ペットボトル、空き缶)の分別作業体験 ③福祉施設(知的障害者授産施設)の共同作業体験(空き缶の分別やごみ袋の包装)を通して園生との交流 ④地元商店街(書店、文房具店、酒屋)のお手伝い体験などが用意された。

このサービス提供事業に対する子どもの参加は、男女合わせて登録者(49名)の65%であった。サービスの最大の利用はエコマネーフェスティバル ~メニューを提供してくれる人を一堂に集めて参加者が、それぞれ自分の目的のコーナーでクリンによるサービスを受ける。風船芸、紙飛行機などで楽しむイベントで親子の参加が多く見られた~ の80%が多かった。イベント以外のサービス提供を受けたメニューも多紀に及んだ。

エコマネーの媒介から生まれたこんな話がある。ある父と小学3年生のA子が、エコマネーを通じて、近所のおばあちゃんの家へお手伝いに行った。父が仕事をしている間、A子はおばあちゃんと楽しく話をしていた。帰り道、A子は父に「どうしておばあちゃんは一人暮らしなの?」「一人で寂しくないの?」と父を質問ぜめにした。一晩中降り積もった雪の朝、A子は「おばあちゃん大丈夫かな?」と心配して・・・。この事例で分かるように、ボランティア活動は、関係性(Relatedness かかわりあっていること)の学習である。関係性は直接的なコミュニケーションを通して双方が触れ合う共存在の確認と人格交流の存在学習であると言える。(講演「青少年とボランティア活動」 平安女学院大学学長 坂口順治)

また、こんな話もある。父が小学5年生の子どもに「500クリンと500円、どっちの方がいい。」と聞いたところ、子どもは「500クリンがいい」と言う。理由を聞くと「お金はどんな物でも買えるけれど、買った物は使ってしまえば無くなる。だけど、クリンは使った後にも嬉しさや楽しさも残るし、上手く言えないけれど何かが付いてくるから。」と言い、父が意図的にお金の魅力を言い続けお金とクリンの交換を迫っても、子どもは拒み続けたとのことである。

5 「環境」に関する取り組みについて

エコマネーの具体的使い方で「環境」に関するものとして、ゴミのリサイクル活動や清掃ボランティア・サービスなどが一般的である。○○町では、その他に、町民の手で里山などの身近な自然を再生、保存する事業を推進している。開発によって消失した自然を復元し、生活圏の中で小さな魚や昆虫など、さまざまな生物が生息できる環境を取り戻すことがねらいである。

この里山づくりは渚についたばかりである。自然と人とが共生していくまちづくりを進めるため、里山づくり計画実行委員会の呼びかけに応じた子どもたちが、地域の方々と共に汗して働く姿が見られるようになった。また、昆虫の里親や昆虫に関するボランティアガイドに取り組む小・中学生もいる。一方各小学校では、子どもを自然と対話させることにより、 ①自然の持つ素晴しさに感動し、自然に触れる喜びを味わい、自然を愛する心情や浩然の気を養うことができる。 ②自然との触れあいの中で、新しい発見や創造、楽しさやきびしさを体験し、豊かな人間性を育てることができると考え、総合的な学習の時間を活用して自然体験学習に取り組むようになってきた。小学校1年生の里山づくりのために掘られた水路に小石を敷き詰める作業をする姿や作業の後に近くの沢で、網を使ってカワニナやカワエビ、ドジョウなどをすくう姿を見ることができた。

6 成功のカギは意識改革

エコマネーの2回にわたる試験流通を終え、子どもの参加を促進することが大きな課題である。前回参加した子ども(小・中学生)は49名で第3次は10月現在で98名となっている。

事業を担当した研究会員の意見として

・エコマネーへの子どもの参加は、親をはじめ子どもを取り巻く大人の理解が大切

・低学年では親子の参加を通して、人間関係の調整も必要

・子どもが得たクリンをどう流通させるか

・物で子どもの参加を促すことではない。人に施した数々の善意が自分の心を豊かにするという価値観の醸成・・・・・

などが、これからの課題としてあげられた。

人は地域に支えられ育っている。その地域や家庭が危うい状況にある中で、ボランティア等の心の教育が成功するとは思われない。学校教育のみに期待をかけるのではなく、地域づくりからのアプローチも重要である。いずれにしても、改革の前提は人々の意識改革である。とりわけ、保護者や教師が抱いていた学力偏重、学歴重視の偏った人間観を改善し、意欲、主体性、思いやり、親切、協力、奉仕などをも大切にする見方や考え方を醸成することが重要である。また、一人一人の教職員が勤務している地域について知り、地域住民であればどのような対応が期待されているのかを自問自答し行動に移していくことが重要である。

 

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2011年6月18日 (土)

懐かしい第二の故郷

小樽生まれの私は、20歳から故郷を離れ4市2町で教育の仕事に従事してきた。中でもA町には3度もお世話になり、通算約14年間で住宅も6ヶ所変わった。だからA町は故郷の小樽よりも詳しく隅から隅まで知っている。

時々、寝床で懐かしい第二の故郷を思い出す。結婚、長女の出生したこのA町は素晴しい所である。

3

2_2 5

4

                  <注:上の4枚の写真はA町の絵葉書>

東京都・湯島神社の近くにある折り紙や紙人形で有名な『KKゆしまの小林』の方々が来町したとき、丘陵地帯を案内したら、「まあ素敵sign03こんなに美しいロケーションのところがあるとは知らなかった。南フランスに指摘するほどですよねhappy01 今度、友達を誘ってまた来ようかしらsign03」と喜びの声を上げていた。

とに角、自然が美しいし人々も素敵なのだ。特に住民の町政に対する関心が高く、行財政・議会改革などでも有名の所。

この町には、かつて昭和天皇がご訪問されたことがあり、小泉元首相や鳩山前首相も来られたことがある。

また、ある国際会議がこの町で開催された折に、当時、経済財政政策担当大臣であった竹中平蔵氏が中学生に「夢は大きく歩みは小さく?」の趣旨で講演して下さり、学校給食まで共にして下さった。その後、『果樹の森』と呼ばれているところでバーベキューをしながら、専門学校生と交流したこともあった。

1

なお、竹中氏は、国際会議で流暢な英語で講演し、中学生に対しては平易な言葉で時間通りに話すその能力に舌を巻いたことを覚えている。さすが一流大学の教授をしただけあるなと感心したのだった。

義父母の墓参りに年3回はお邪魔しているが、行く度ごとに懐かしさが込み上げてくる。

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2011年6月17日 (金)

保護者が喜ぶ 行事や集いの種類

私の実践から好評だったものを列挙します。

① 身体を動かすレクリエーション・ゲーム

ジャンケン椅子とり、ジャンケンチャンピオン、ジャンケンジェンカー、背負いジャンケン、 手つなぎ鬼ごっこ、しっぽ取り、ハンカチ落とし、ドッチボール

② ピクニク・ハイキング

・山菜採りビクニック  春はフキ、ウド、セリなどを採り、収穫を皆で分け合う、その際、料理方法を交流する。秋は茸採り。毒キノコに気をつける。専門家をお呼びできればなお良し。

・サイクリング

交通事故等の危険を避けるため、事前視察を行い、安全点検した後にコースを設定します。サイクリング・コースが整備されている地域はそこを利用するのが望ましい。距離は無理をせず、昼食等の交流の時間を十分に確保すること。

・ハイキング

1_2 身近な所に適当な自然があれば幸いですが、無い場合は交通機関を利用するのもよいでしょう。

問題は安全管理面に細心の注意をはらい事故防止に努めることです 。

③ サマーキャンプ2   

スクールキャンプ、近くの公園でのキャンプ、海浜キャンプ

④ 親子お泊り会  

宿泊場としては『青少年の家』などの既存の社会教育施設の利用が望ましい。

⑤ 茶話会や懇親会

教師と保護者の人間関係を円滑にするための潤滑油の働きをするのが、飲みにケーション(ビールなどを飲みながらコミュニケーションを図ること)と思われます。最低年間2回(1学期早々と3学期中頃)は開催されることを望みます。

インフォーマルな中での裸の付き合いが始まり、本音を語り合うことができるのです。ただし、次の点に留意することが大切です。

<留意事項>

・学級PTA行事として位置づける ・回数を増やさない  ・懇親会終了の時刻を厳守する ・二次会は複数の保護者と行動するが23:00には帰宅すること。  ・懇親会や二次会の席上で他の子どもや保護者についての欠点を指摘しないこと。言葉は災いの元であるということを肝に銘じておくことが大切です。

<補 説>

・ノミニケーションの回数が多いと、いつの間にか特定の保護者からお誘いを受け、不倫に発展することもあるので誘惑に負けないよう十分気をつけること。

・保護者と深夜近くまで付き合っていると、配偶者からクレームがつくこともあるので要注意。

・保護者が不倫の時を過ごしているのに、学級PTA行事の懇親会に出席していたということを口実にすることもあるので注意すること。

・懇親会で保護者との語らいが特定の保護者に偏ると、他の保護者から〝先生はあの人に好意を持っている〟と誤解されます。従って、参加者一人ひとりと話合いができるよう十分に配意すること。

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2011年6月16日 (木)

保護者同士の 人間関係のつくり方

保護者の現在抱えている課題の一つは、子育てについて教えてくれる人がいないばかりか、子育ての協同性や情報交換が極めて少なくなってきていることです。

中には子育てノイローゼに陥り、子どもに暴言や体罰を加えたり、担任にクレームをつける、他人を猛烈に攻撃するなどヒステリックな精神状況に陥る保護者が出現することもあります。

そのような課題への解決には、保護者同士が、自由に楽しく交流できる場を設定することが極めて重要です。

1 具体的に言えば、先ずレクリエーシュンを企画すことです。

保護者や子ども、教師がなりふり構わず汗をかき、我を忘れて興ずるゲームを取り入れることです。

教師はあまり室内や室外での集団ゲームを知っていません。

従って、教育委員会の社会教育課に出向き、レクリエーションの出前講座、社会教育主事の指導員派遣を要請することが近道です。

社会教育主事はレクリエーション運営のプロであり、ゲームへ違和感なく導入するテクニックを持ち合わせております。間違いなく充実感・満足感に浸るひと時を過ごすことができます。

教育委員会も学社連携・学社融合への橋渡しになるということで、喜んで協力してくれるはずです。

その他、私の実践で子どもや保護者に好評だったものを明日UPします。

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2011年6月15日 (水)

映画「雨鱒の川」 エキストラで出演

手元の「情報集」に新聞(平成15年8月16日付け)の切り抜きがあった。

     夜間も慌ただしく ○○ロケ快調

山村を舞台に画才ある少年と耳の不自由な少女との初恋や家族のきずなを描いた映画「雨鱒(あめます)の川」のロケが十五日夜、町内で行われた。ロケは十七日まで続き、○○教育長をはじめ総勢五十人近い町民がエキストラで出演する予定。

「雨鱒の川」は作家川上健一さんの小説を映画化。キャストは中谷美紀さんや阿部寛さんら・・・・・・・・。

1

ストリーはブログ『雨鱒の川 - goo 映画』を参照のこと。なお、私は祝賀会の席の来賓役。

僅か数分の撮影のため午後4時?~午前1時近くまで待機・撮影。

中谷美紀さんの透き通るような肌、そして美貌。私はその後、彼女のファンになった。

なお、小説「雨鱒の川」は自然描写が細かく長々と綴られており、作家の繊細さが随所にあらわれている。

昨日、DVDレンタルショップへ行ってみたら、1本だけあった。妻や娘も観ていないので借りてくることにした。

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2011年6月14日 (火)

夕張の画家 故畠山哲雄

かつて民放のドキュメンタリー・ドラマで紹介された炭鉱マンの画家。生涯故郷の夕張を描き続けた苦労人。素晴しい才能を持っていながら芸大への進学を諦めざるを得なかった彼。

既に故人となってしまったが、多くの遺作は夕張市美術館へ寄贈されたとのこと。

1_2

彼の描いたこの色紙は、元中学校長をしていた弟さんから頂いたものだが、明るい色調でめずらしい。

ある時、札幌の有名な画廊を訪れ彼の作品を置いていないかと問うと、店主は「今時、あのような暗い作品が売れるわけがないので置いていません」とのこと。

しかし、ある画家によると素晴しい構図であり、色使いも大胆で感心すると感想を漏らしていた。

畠山氏の作品の幾つかはここ『ギャラリー|夕張地域史研究資料調査室http://www.yubari.co.jp/02.html に紹介されている。

絵と写真を比較して観ると、表現の違いと町の衰退の様子、長い歴史を背負ってきた炭鉱町の素顔にふれることができる。

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2011年6月13日 (月)

学校週五日制と教職員の研修 

平成14年度、A町教育振興会の機関紙に教育長として次ぎのような挨拶原稿を寄せていた。

      日々是研修

昭和四十年に教育振興会が発足され早や三十八年が過ぎ去りました。今年度は「第三の教育改革」の中心をなす学校週五日制が完全実施に踏み切った年であります。この歴史的に大変意義ある年に『○○の教育』第四十六号が発刊されますことを心よりお祝い申し上げます。

私は、振興会発足当時、教育はスパイラルに発展するものと思っておりましたが、振り返ってみますと、振幅の緩やかなサイン波に近い変動を認めざるを得ません。

教育制度・内容も国家的な要請を受けた中で推移し、学習過程や指導方法・評価にも流行がありました。しかし、如何なる時代であっても「教育は人なり」であり、一人ひとりの教員が専門性と人間性を身に付けなければ教育の成果は上がりません。これらは職務を遂行する能力とも言えるもの(職能)で、三つに大別できそうです。

先ず、基本的な資質として人間性や教養をあげることができます。教育愛と使命感、広い教養と豊かな人間性が中身となるでしよう。教員が教師として名実ともに呼ばれるには、この資質が必須となります。

次に、児童生徒の指導に直接かかわる資質であります。一般には、「実践的な指導力」と呼ばれているもので、各教科等に関する専門的知識、授業力、生徒指導の力、教育課程の編成、指導計画の作成の力などが中身となります。

次に、児童生徒の指導に間接的にかかわる資質であります。経営的能力と呼ばれているもので、協調、協力及び協働の能力、経営能力、対人関係能力、総合的課題解決能力が中身となります。

これらは、教員一人ひとりが自らの不断の努力で身につけていくものであり、校内研修や教育振興会などの学校外での研修と、絶えず課題意識を持った日常実践の積み重ねによって培われていくものと考えます。

とりわけ、今、全国各地で学力低下論が展開されております。学校週五日制と教育というと、大体、子どもの教育にばかり目が向けられがちでありますが、子どもに要求されることは大人、教師にも要求されているのだとの認識に立たなければなりません。

数年後、○○の教師も変った(以前より良くなった)と言われるように、今から心して、自己の得意分野を活かすよう研修に研修を、日々是研修とすべきではないかと思われます。教育委員会としても、教員・教師の研修実態と課題を整理し対応策を検討してまいります。

最後に、○○町教育振興会の益々のご発展と会員皆様の一層のご健勝とご活躍を祈念申し上げ『○○の教育』に寄せることばとします。

今、読み返してみると随分欲張ったことを願っているが、教育施策も短期・中期・長期的視点で検討し、ビジョンと日常実践が直結するような具体的行動指針を示さなければならないと思う。

勿論、教育行政も財政的な裏づけのもとに執行されなければならないので、この面に関しても教職員の理解と協力を得る姿勢が大切である。

何故なら、大阪府の『国旗国歌条例』のごとく、教育現場と教育行政が対立・対決する姿勢ではなく、今、子ども達の健やかな育成には何が必須なのかを両者で話し合い、共通点を見出す努力が重要ではなかろうか。

とに角、教育行政も教職員団体もイデオロギーを教育に持ち込まない姿勢を切に望む。

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2011年6月12日 (日)

銀婚記念旅行は長野県

NHK連続テレビ小説『おひさま』の舞台は安曇野、松本などの長野県。この地へは結婚25周年(銀婚式)を記念して旅行へ行った所。

丁度、校長として2年目を迎えていたので時間的・精神的にもゆとりがあったし、教頭をはじめ職員も勧めてくれたので4泊5日の旅を決意した。その時のスナップを数枚UPしておこうと思う。

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旧開智学校は明治9年に建てられ、昭和38年まで小学校として使用されていた。

わが国最古の洋風建築として国の重要文化財にも指定されている。東大の前身である開成学校をモデルに建てられたもので、木造ながらバルコニーや八角形の塔があり、西洋の文明を積極的に採り入れようとした当時の心意気が伝わってきた。

なお、工事費(約1万1千円)の大部分が松本町全住民の献金によるものであったそうだ。

どうりで、信濃(長野県)教育界は素晴しい教育実践をしている所として全国でも有名なところであった。

私も教育研究所員時代、信濃教育研究所の所報を読んで多くを学んだ。

この校舎は現在、教育博物館として明治以来の教科書や教材などが展示されている。

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目的地の上高地。梓川に架かる河童橋。清流と背景の穂高岳が強く心に残っている。

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いろいろな所をよく見物できた。(平成5年10月の旅)

8日  都内見物→千葉県船橋市の息子のアパト泊。

9日  都内見物→山梨県甲府ホテル泊。

10日 諏訪見物→上高地→松本シティホテル泊。

11日 松本見物→長野見物→ホテル信濃路泊。

12日 長野発(8:18)→羽田発(14:00)→千歳着(16:30)→自宅着(18:00)

なお、当時はまだ携帯電話が普及していなかったので学校のことが心配だったが、教頭に旅行計画書を渡していたので、〝万が一、学校事故が起きたら直ぐホテルへ電話をかけること。特別何もなければ電話をしないこと〟と頼んでおいた。

帰宅後に教頭から報告があった。「留守中のことで特別報告することは何もありません。何時も通りに教育活動が行われていました」とのこと。職員へのお土産を弾んで良かったと思った。(笑い)

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2011年6月11日 (土)

子どもが何でも話してくれる場

子どもは『遊び』や課外活動等の時に、心がリラックスするせいか何でも話してくれます。そこで私は、4校目の小学校で高学年を持った時に次のような場で計画的に子どもとのふれ合い活動を工夫してきました。

ア 授業前の朝の教室

教職員の朝会前の10分間ぐらい教室に行き、登校の早い子ども達に挨拶しラブコールをかけてきました。「元気そうだね」「風邪ひいてない。父さんも母さんも元気かい」「にこにこしていけど、何か良いことったのではない」「君達いつも一緒に登校するの。仲がいいのね」などと声をかけ、握手をするのです。

イ ロングタイムの休憩時間

週に4回『遊びの日』を設定。遊び相手は男子全員、女子全員、クラス全員、特定のグループ(8人グループでローテーション)と曜日を決めておき、遊ぶ内容も各グループ内の「遊び係」が発案しリードするというシステムです。鬼ごっこ、相撲、ハンカチ落としなど汗をかくことの多い遊びが主流でした。

ウ 給食時間

教師の給食は各グループに席を置き、そのグループ内の子ども達と雑談をしたり、オセロゲームをしながら楽しく食べることになっていました。グループが先生を招待する形なのです。こんな単純なことなのに、子ども達は大変喜んでくれました。

エ 放課後

少年団指導(ソフドールやミニバスケット)、諸会議の日を除き、月2回全員遊びの日を設定。

オ 土曜の午後・夏季休業期間卒業プレゼントの一つとして、私は6年生担任になったら、全員の子ども達を自宅へ招待することにしていました、そのきっかけは、9月に卒業文集の原稿を書かせている時のことでした。

  先生宅への訪問  ~6年間の一番の思い出~

「僕は、生まれて初めて先生の家に遊びに行きました。父さんも喜んでエダマメをゆでて、先生の家へ持っていきなさいと言いました。○○先生の家で友達と一緒に遊んだことが、僕の6年間の一番の思い出です。先生ありがとう。」とのH君の作文。

H君はおとなしく、友達も少ない子でありましたが、これまで一度も先生の家に遊びに行ったことがないことを知り、何か悲しく、申し訳ないような気になり涙が出ました。H君の感動に私も感動し決意したわけです。

そこで年に1回、6,7月の土曜日午後に、我が家に全員の子どもを招待することにしました。グループは自分達で決め、嫌いな友達であって除け者扱いにしないということが条件です。

昼食は野外でのおにぎりとジンギスカン(焼肉)、おやつはカリント、遊び道具は各グループで持参。しかし、マージャン、将棋、トランプは先生が用意することにしました。

また、夏季休業期間に自宅前庭に6人用のテントを張り、3人~6人までのグループができたら先生宅に泊りがけで遊びに来ていいことにしました。

ただし、次の約束事項を守ってもらいました。

ア 訪問期間  15:00~翌日の11:00まで。

イ 食   事  夕食のカレーライス、朝食のご飯は先生宅で用意する。

ウ 宿   泊  原則としてテントで寝る。従って、毛布や寝袋、枕は各自持参。

          雨天の場合は、先生宅で泊まる。

エ  ト  イ  レ  先生宅を使用。夜間でも施錠していない。

オ 注意事項  夏休み前に計画を練り、先生と保護者の承認を得ること。

          住宅街なので夜間、近所に迷惑をかけない。

子ども達は、遊びや食事の時は、家庭のこと、兄弟姉妹のこと、祖父母のことなどを実に楽しそうに話します。心がリラックスするせいか、何でも話してくれます。

お蔭で家庭訪問では把握できない保護者のことを含めて、その子を取り巻く環境がよく分かり、その後の指導に大変役立ちました。

また、我が家の娘や息子も年上の子ども達と遊べて喜んでいたし、妻も嫌な顔を一つも見せずに対応してくれたので助かりました。

子どもは「遊び」や課外活動等の時に「心の扉」を開きます。心のふれあいが濃密になります。今は、土曜が休業日ですので、グランドや公園などの場を利用して子どもとの心の触れ合い活動を実行してみたら如何ですかsign02 と若い先生方に訴えるのです。

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2011年6月10日 (金)

「兵隊さんよありがとう」の流行歌

NHK連続テレビ小説『おひさま』を見ていたら、忘れかけていた歌「兵隊さんよありがとう」を小学生に指導している場面。

この歌は昭和14年に朝日新聞社の企画募集で「皇軍将士に感謝の歌」として児童向けに作られたものだそうだ。時流に乗り子供達の間でヒットした歌だっそうだが、私も二番まで覚えている。

先ず、聴いてみて下さい。

しかし、恐ろしいものだ。政治が社会を動かし学校教育をも動かすとは。私は戦時中に「大きくなったら何になるの」と聞かれたとき、「兵隊さん、大将」と大きな声で答えたのだが、きっと兄の姿を見ていたからだろうsign02

二番目の兄については→『上級生を 椅子に乗って殴る』をクリックしてみてsign01

警察予備隊(S25)→保安隊(S27)→自衛隊(S29)と変遷を遂げてきた自衛隊。今回の東日本大災害で活躍したが、米国の戦略に組み込まれている自衛隊?国土防衛とは、災害時における自衛隊の役割や隊員の任務についても再度検討しなおす必要があるような気がする。

なお、日教組の不滅のスローガン「教え子を再び戦場へ送るな」は今となっては現実離れの感がある。平和教育の推進内容もいろいろな視点からのアプローチが必要だろう。

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2011年6月 9日 (木)

「便利」と「安全」の落とし穴

子ども達の心豊かでたくましい成長を願って、教育に対する公正な世論の喚起に努めるとともに、様々な教育条件の向上のための事業を積極的に推進しようとのことで、昭和49年に北海道で『教育振興会』という組織が産声をあげた。

そして事業の一つに『教育振興』という機関紙を毎月発行することになった。その機関紙の第276号(平成11年10月発行)に掲載された内容に共感を覚えたので紹介しよう。

    「便利」と「安全」の落とし穴

                         副会長  白 川  隆

これまで人類は、より「便利」なもの、より「安全」なものを求め続けてきた。このことは日本においても然りである。

例えば、「便利」・・・・・・・・。

コンビニに行けば人との関わりなしにほとんどが事足りる。マスコミの発達によって情報はこちらから苦労して求めなくともどんどん耳や目から入ってくる。交通機関の発達はかつての遠い場所をより身近なものに変えた。日常使われる全てのものも、性能がよくしかも簡単で便利なものに変っていった。「便利」という価値観がどんなに時代を変えていったか、その事例を挙げればそれこそ枚挙にいとまがない。

例えば、「安全」・・・・・・。

これまで人類は、この世の中の危険なものを安全なものに変えるべく懸命の努力を重ねてきた。環境においても然り。日常の使用物においても然り。また、子供の遊び場も自然そのままといった状況はほとんど姿を消し、人の手の加わった極めて安全なものに変化していった。子育てにおいても、「そんな危ないことをして怪我でもしたらどうするの」と言って幼児期から危険なものを遠ざけてきたことが多かれ少なかれあるにちがいない。

しかしながら、文明の発達は、皮肉にも危険なものを増加させてきた歴史でもあったし、人との関係を希薄にしてきた歴史でもあった。

ともあれ、人類は、そのおかげですこぶる便利で安全に暮らせるようになった。

しかしながら、気が付いてみると「不便」や「危険」を当たり前のこととして受け取り、それを克服して生きていこうとするたくましさや子供の内なるもの、人間としての本質的なものを失ってきたような気がする。

このことを大人の責任、先人の責任、と言ってしまえば簡単ではあるが、ことはそんなに単純なことではないし、まして子供の責任でも決してない。

作家の曽根綾子さんが、若干皮肉まじりに、ある書物の中で次のように警告している。「自ら危ないことをしないている『いい子』が、この頃かなり増えた。親として喜ぶべきことなのである。そういう子供に対して、『意欲がない、忍耐力がない、依頼心が多すぎる』というような文句をまかりまちがっても言ってはならない。なぜなら、子供が自分の世界を拡げないことを、冒険をしないで安全な日常性のみを追求することを、猛吹雪や雨の日に歩くなどという馬鹿なことをしないことを、望んだのは、まさに親たちなのである」と。

「不便」を「便利」に、「危険」を「安全」にという命題は、それ自体正しいことではあるが、それがいきすぎてしまうとき当初、予想もしなかった結末を招くことがあることを十分考える必要がある。

今、我々は、「生きる力とは」について問われている。

このことは、まさにこれまで一点の疑いもなく追い続けてきた「便利」や「安全」といった価値観のいきすぎについての警鐘とも受け取れるのではないだろうか。

「便利」という名のもとに、全部、使い勝手の良いようにお膳立てされている現代社会の中では、自分で考え、苦労し、工夫し、自分自身の体験を通じての満足感を味わいながら、自分で作り出すという機会がなんと少なくなっているのだろう。

「便利」という名のもとに、ボタンやスイッチひとつで事が足りたり、隣を知らない都会化された現代社会の中では、人と人との関わりがどんどん希薄になってきているのだろう。

このことはまさに、今、我々が課題としている「生きる力」そのものに関わることである。

私は、こうしたことを考えるとき、「生きる力」の育成はそんな単純なことではないし、子供だけに課せられた課題として受け止めるのではなく、むしろ、大人も含む人間社会全体としての大きな課題と考えることが必要なのではないかと思う。

これから迎える21世紀の時代が、これまで我々が信じ続けてきた価値観を見直し、人が人として生きていくための文明とは何かといった、これまで考えてこなかったわけではないが、ともするとなおざりにされてきた課題について真剣に考え、新たな価値観が形成されていく時代になることを心から期待したい。

如何ですか。福島原発・被曝、環境汚染と温暖化、情報化社会と青少年育成・・・・・等々、考えさせられる課題は山積している。

望ましいあり方を長期的な視点で検討し、具現化に向かっての歩みを加速させて欲しい。

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2011年6月 8日 (水)

懐かしい歌 

ラジオから懐かしい歌が聞こえてきた。

これは赤い帽子白い帽子」 - 輝きの時 "Carry Out Your Life !" - Yahoo!ブログから貼り付けさせていただきました。

亡き母や義母がよく口ずさんでいた。学芸会で私の好きな曲『カモメの水兵さん』のピアノ伴奏をしたことがあったが、この曲も、作詞/武内俊子、作曲/河村光陽と同じだった。

友達と仲良く元気に育って欲しいという主婦の願いと、平和の願いをこの歌に込めたのではなかろうかsign02

※昨日(6/17)、妻は幼少時代からの友達(隣の子)や中学時代のクラスメイトの4人で岐阜県の可児市へバラを観に行った。いまでも続いている仲良しさん達が羨ましい。

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2011年6月 7日 (火)

ホテルの窓から転落 修学旅行で

北海道では春季運動会の終了後すぐに、2泊3日の修学旅行へ出発する小学校が多い。担任は事前準備や指導に忙しい。しかし、いくら万全の準備や指導をしていても不慮の事故が起きたり、トラブルが発生することもある。

私は、引率教員(担任)として9回、付き添いとして7回修学旅行を経験してきた。その中で強く頭に残っている事故・トラブルを紹介しておこう。

① ホテルの二階からの転落事故 

洞爺湖の花火大会を観たあとホテルの一室で休憩していると、「先生、大変ですsign01K君が窓から落ちました。死んでいるかもしれませんsign03」と男子数人の声。K君は4組の男子。担任は「どうしょう。きっと死んでいるかもしれないsign01」と絶句し腰が抜けたような状態。

私は「とに角、転落した場所へ行ってみよう。先生!早く行きましょうsign03 早く!早く」と急がせスリッパのまま外へ飛び出した。二階の窓から「先生、その木の傍だよsign01」と指をさす子ども達。

急いで駆けつけると、植え込みにあるイチイ(方言:オンコ~松の木)の傍で倒れているK君を発見。幸いに意識があり足が痛いので歩けないとの訴え。

土の盛られた植え込みには、K君の足跡がくっきりとついていた。転落した場所が植え込みで土が厚く盛られていたため、奇跡的に助かったわけである。しかし、他はコンクリートで舗装されている地面だったので脂汗がでた。

実は、K君達の部屋は支援学級(在籍2人)の部屋として割り当てられていたのだが、両隣の部屋からの声がうるさ過ぎるとの訴えがあったので、急遽、部屋割りを変更したばかりの事故。まさか、これが幸いするとは夢にも思っていなかった。

運良く足首の捻挫程度ですんだものの、K君は体重が約60kgある肥満児。担任が背負い、フロントで病院のある場所を尋ねると「ここには病院はなく小さな診療所しかありませんよ」とのこと。しかも、夜間診療はしていないことが分かり、教員部屋で湿布し安静にさせていた。

次の日は、子ども達に事故の報告をし、ホテルの部屋での過ごし方や出窓に腰をかけないことを強く指導した。

修学旅行から帰り、K君を背負って家まで行き、母親に事故の顛末を話すと、急に泣き出し「先生、大変ご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありません。普段から落ち着きのない子で心配していましたが、まさかこんな事故を起こすとは・・・・・weep」(涙)

② 転倒して骨折

昭和新山を背景に集合写真を撮ることになり、集合の合図をしたところ、B君が濡れた草に足を滑らせ転倒。養護教員の所見では骨折とのこと。

早速、タクシーで数十分かかる壮瞥駅(今は廃線)まで行き、JRを乗り継いで夜の10時過ぎにB君宅へ。付き添え教員がいたためこのような措置をとることができたわけである。

修学旅行では頭痛・腹痛などを訴える子がいるので、目的地の医療機関の状況を把握しておくことが大切である。

③ 他校の児童・生徒との喧嘩

ホテルの同じフロアーに他校児童の部屋がある場合は、何かのはずみで喧嘩になることがある。中にはお土産に買った木刀を振り回す危険な行為も見受けられる。

そうした場合、他校生を叱っても効果はあまり期待できない。他校の引率教員にお願いして、「本校の児童がご迷惑をおかけする場合もあるかと思いますが、そうした時は率直にお知らせ下さい」と依頼し、あわせて指導の強化をお願いした方がシコリが残らない。

とに角、修学旅行の引率は疲れるものである。事故が無くても寝小便の心配のある子を時間をみて起こしたり、布団を跳ね除けていないかを点検するなど殆んど寝ることができない。

従って、バスの中で寝てしまうことがあるが、〝先生は殆んど寝ていないので、車中では起こさないように配慮すること〟と事前指導をしておくとよい。

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2011年6月 6日 (月)

六月上旬 我が家の庭

心の和む花達。マイ・ガーデンの一部をUPとておく。(撮影:6/5)

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二十日過ぎたらバラが一斉に咲き出すことだろう。なお、プリンセス・アンは本州の方からプレゼント(鉢植え)されたバラ。大阪方面で咲いているそうだが、気温の違う北海道では育てるのが難しいらしい。うまく育ちますようにと願っている妻。

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2011年6月 5日 (日)

全ての記録を失う ワープロ修理不可

ガリ版&謄写版→タイプライター&複写機→ワープロ&複写機・コピー機→パソコン&コピー機という具合に、印字方法も大きく進歩してきた。

中でも、ワープロは文章をフロッピーに保存できるので画期的なものだった。そのワープロを約20万円?で購入したのが昭和61年。

当時、勤務している学校で持参していた教員は僅か3人。従って学校経営計画の一部や公文書等の作成等を管理職から依頼されて作成した。

その後、教頭→校長→指導主幹→校長→教育長の職にある期間、専らワープロの世話になった。中でも二台目のワープロ(シャープの書院)はPCに代わるまで約16年間も使用してきた。

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今、手元に『FLOPPY登録番号』と書いた冊子がある。約50枚のフロッピーには、B5縦入れの様式で3,436枚の文章が登録されている。

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その中で教員時代のが262枚(2年間分)、教頭時代が2,773枚分の文章。

4年間教頭をしていたので、1年間に693枚も文章を作成したことになる。

なお、校長2校目と3校目に作成したフロッピーは次の校長に引き継いできたので手元にはない。また、指導主幹時代のも引き継いだ。

しかし、ワープロが故障したので修理してもらおうとしたが、今は製造していないし部品もないとのこと。従って、中古品のワープロを購入しなければフロッピーを利用することができない。

今はPC時代であり、今更ワープロを購入する必要もないので、燃えないゴミの日に廃棄処分した。管理職時代の情報がこれで全て消え失せたわけである。

ブログを書くネタも8割以上がパーになったので実に残念に思う。しかし、文章登録名の冊子だけは保存しているので、思い出しながらブログを書く積もりだ。

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2011年6月 4日 (土)

保護者に強く伝えよ 子どもの大変な実態

騒がしく授業が中断させられるとか、学級崩壊状態で悩んでいる教師は年々増加傾向にあります。

これは教師の指導力不足の結果なのでしようか。私は一概にそう思いません。教師の指導力以前に、子どもの生活から生み出された主要因にメスを入れなければ問題解決にはなりません。

新潟県のある中学校2年生約4,400人中、テレビゲームで遊んだことのある子どもの約3割が異常経験していることが、アンケート調査結果(日本小児科学会で発表)で分かりました。

その症状は、肩がこる、勉強が手につかない、目がくらくらした、眼精疲労、目の前が暗くなった、吐き気・嘔吐、けいれん、意識消失など。

これらの症状は46%の生徒で、ゲームを始めて30分以内に出現したそうです。

また、札幌市の隣接する石狩市の1,130人の児童生徒に生活実態調査した結果、毎日の朝食をほとんど食べない子ほど、日常的にいつも体がだるい、いつもいらいら感じる、何もやる気が起きない、頭痛、目が疲れることが分かりました。個食の子も同じ傾向にあるそうです。

一方、家庭学習の実態を把握しておくことも大切です。

通常の授業以外の宿題や自分の勉強をする時間について、わが国の生徒は、週当たり平均6.5時間で(1日当たり約56分)でOECD(経済協力開発機構 欧米をはじめ加盟国30)平均の8.9時間より短いことも判明しました。

また、数学の宿題や自分の勉強をする時間について、わが国の生徒は、週当たり平均2.4時間(1日約20分)でOECD平均の3.1時間より短いわけです。

就寝時刻の実態はどうなっていると思いますか。

10時台 23%  11時台 42%  12時過ぎ 31%

児童生徒の家庭学習の少なさ、テレビを見る時間の増加、夜更かし、朝食欠如の子どもの増加が授業を理解できない、授業くずれの誘因・要因となっているのです。

一方、非行青少年の一般的傾向は、生活リズムの乱れていることが指摘されています。「ダムから少しずつ水が漏れ、気がついた時には防ぎようのない状況になった」という前に、保護者への啓発を強化し、日常生活の改善に努力させることが非常に重要です。

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2011年6月 3日 (金)

ショッキングな講演 原発問題

過日、knockさんのブログ『脱原発』で故平井憲夫氏の講演内容の一部を聞いて驚いた。平井氏は如何なる人物か定かでないが、ショッキングな内容の講演である。

ソ連のチェルノブイル原発事故以来、原子力工学を専攻する大学生が激減し、東京大学では「原子力工学科」が無くなったとのこと。

また、この4年間で原子力工学を専攻している大学生が一人もいないという実態であると話していたが本当なのだろうかsign02

もし、それが真実であれば由々しき事態である。

慌ててWikipeで原子力工学について調べてみた。

東京大学は「システム量子工学科」で核融合について学ぶことになっており、京都大学は「物理工学科」で原子核工学専攻もある。

一方で東海大学は「原子力工学科」の名称を継続し、東京都市大学のように「原子力安全工学科」の原子力工学コースで原子力発電所に関して専門的に学ぶコースもある。

従って、平井氏の講演内容を鵜呑みに信じこむのは止めて、もう少し調べてみようと思う。

問題提起並びに真剣に調べようとの動機付けをして下さったknockさんに感謝している。

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2011年6月 2日 (木)

本州の運動会 感動と驚きの連続

埼玉県に住んでいる孫の運動会。北海道以外で小学校の運動会を観るのは初めて。この学校の素晴しさはこの組体操(6年)に表われている。

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体力・忍耐力・集中力を結集した見事な出来栄え。この指導に当たったのは体育系の女教師。北海道では考えられない。

さて、会場に入って先ず驚いたのは本部席の隣に敬老席(テント内にテーブルと椅子)が用意されていたこと。

国旗掲揚塔には日章旗と市旗?校旗。グランドには万国旗が青空の下にひらめいていた。私が居住する近くの小学校(札幌)では見られない光景。開会式でも驚きの連続。その幾つかを列挙してみる。

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① 整列の終わりで進行係の先生が「全体止まれ」と言うと子ども達が一斉に「ハイ」と言う。

② 教頭の開会宣言は「只今より○○小学校 第○○回春季大運動会を開催致します」と言う。私の教頭時代は必ず前に簡単な枕詞?を付して言うのが慣わしとなっていた。

③ 国歌斉唱があり、全校児童が大きな声で歌い、観覧者も全員起立して歌っていた?北海道ではみられない光景。

④ 登壇した校長の服装がジャージ姿。北海道では殆んどブレザースタイル。また、児童の体操着も半袖・短パンで学校指定。北海道は殆んどが自由。統一することに抵抗する職員(北教組)が多いため。

⑤ 準備体操(ラシオ体操)の時、マイクで「6年3組の○○君を基準に体操隊形に開け」と号令すると、全校児童(864人)が素早く隊形をとる。北海道では先頭の位置に印を付けたり紅白の球を置いておく。

             いよいよ徒競走。

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コースはグランドを対角線上に設営。写真は4~6年生のスタート位置。この位置が1~3年生のゴールとなる。観客の見易さを考慮した設営には感心した。

なお、走る順番や組分けはジャンケンで決めたと孫が言っていたが、北海道の一部地域では男女混合・タイム別に走らせる学校も出現。ジェンダーフリーの教育の一端と言うが私は反対。

また、号砲係は女教師(黄色のジャージ?)。北海道ではまず見られない光景。本州の女教師は男優りの感あり。

             各学年の集団演技も大変上手。

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           応援合戦にも熱が入る。

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なお、5、6年生の接待係が

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このような細かな心遣いにココロも温かくなる。さすが前年度、市の道徳教育研究指定校になっていただけあると思った。

また、保護者対抗色別リレーがあり、1年生の「ジャンプでポーン」(球入れ)も保護者対抗を組入れ得点に加算される。

この学校はPTAの他に「おやじの会」もある。学校教育活動に対する地域・保護者の支援体制が整っており活動も充実しているように見受けられた。

なお、児童席にテントが張られていないのも珍しいし、集団演技の時に、裸足で演技する学年も見られたので驚いた。

閉会式では、整理体操もあり、成績発表も児童。また、各応援団長の感想発表もあり、児童の活動の場を沢山取り入れたところも素晴しい。

私は、北海道の6市2町で47回の運動会に携わったり観覧してきたが、これほど驚いたり感動した運動会は初めてであったし、文武両道の精神が見事に実践化されている姿に触れ感動した。

それは、学力調査結果をホームページで公開している点でも伺える。このような素晴しい学校で孫が教育を受けることに喜びを感じ、満ち足りた気持ちで埼玉を後にした。(雨で延び5月31日に開催)

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2011年6月 1日 (水)

南仏 リル・シュル・ラ・ソルグの旅

書斎に掲げてある1枚の写真。今日は気温22℃で書斎の室温が30℃になり真夏のような暑さ。南フランスのプロヴァンス地方にあるリル・シュル・ラ・ソルグの小さな町で涼をとったことを思い出した。(2009.6.19)

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ソルグ川の五つの支流に囲まれた町。あちこちで回っている古い水車は、かつて織物業が盛んだった時代の名残とのこと。

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腰痛を患いながら旅した私。妻と娘はアンティーク・ショップ巡り(パリに次ぐアンティークの集中地としても有名な町)の間、私は水車と水の流れる涼しげな風情に身をまかせる。

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休むと腰痛も和らぐので、水車の回る運河沿いの通りをゆっくりと散策したり、骨董屋の店先で小休止も。

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この町へはアヴィニョン・サントル駅からカヴァイヨン行きの列車で約30分。ところが、帰りにソルグ駅に来てみると予定していた列車が運休とのこと。アヴィニョンへ行きのバスがあるのでそれで帰った方がよいと駅員が教えてくれた。

フランスの国鉄はストや間引き運転をすることはニースでも味わっていたので特別驚きはしなかった。お蔭で駅前のコーヒーショップで喉を潤すことができた。

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