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2011年7月21日 (木)

大江健三郎と星野富広の母に学ぶ

ノーベル文学賞を受賞された作家ね大江健三郎氏の長男光さんは、脳に障害を持ちながら、感性豊かな作曲活動を通して人々に深い感動を与えております。しかし、障害を持つ子供の父親として、苦難の道を忍耐と希望を持って歩まれる大江氏の生き方にも、心を動かされるところが多いと思います。

大江氏は、幼いころの光さんが、散歩の途中で聞いた鳥の声に強く関心を示すことに気づき、それ以後、光さんにいろいろな鳥の声を録音してあげました。

また、数多くのレコードを聞かせてあげています。勿論、光さんを作曲家にしようと思っていたわけではなく、障害を持つ子供の成長を願う親としての、ひたむきな心から始められた働きかけであつたようです。

長野オリンピックのジャンプのテストジャンパー(後に選手となったはず)になった聴力障害の高橋竜二さんの父親の場合も同じではないでしょうか。

さて、私は38年前に『愛、深き渕り』という本を読んで心をはげしくゆり動かされた記憶があります。

登山を愛し、器械体操をこよなく愛したスポーツマンの星野富弘。中学校の体育の教師になって、わずか2か月あまりで、不慮の事故(クラブ活動の模範演技で空中回転したとき誤って頭部より転落、頚部を強打)で、肩より下がすべて麻痺という、あまりにも過酷な障害をおわされる。

手も足も体も、まつたく動かないばかりか、感覚すらない。絶望的な闘病生活の中で、わずか動かすことのできる口に筆を加え、ついに文字をつづり、絵を描けるようになった富弘。

文字どおり、手となり足となって看病をする母、親の子に寄せる愛の姿に心をゆり動かされた私。過日、富弘美術館を訪れて詩画を観ながら母親のひたむきな心と姿が瞼に映り感涙した私でした。

私達は、子供1人ひとりのために、どれだけ大江氏などのような努力をしているか問われている気がします。子供がどんな子であっても、どんな場合にも、親として子供たちの成長のために、いつも心を注いでいることが大切であると思います。

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