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2011年8月 4日 (木)

風呂の順番 高齢化社会の実践課題?

ある雑誌にこんなことが書かれていた。(大橋謙策:元日本社会事業大学教授の講演内容から)

28年ほど前、九州に近いある都市の中学生五百人の調査によれば、86%が年寄りを「汚い」と思っていた。北東北のある市の、集落単位で開かれた住民座談会では「老人の入った風呂は汚いから、後から入るときは湯を流してから立て直す」とか、「老人を最後に入れる」といったという。

東北地方の日本海側の市の住民座談会では、「老人を湯船に入れない」とか「シャワーを使わせる」といっていたそうだ。

現在は、家庭から高齢者が消えた核家族の時代になった。放っておけばますますひどくなるだろう。

子供の人間形成には学校だけではダメで、社会教育と連携して教育しなければならない。しかし、残念なことに社会人を相手にした成人教育は推進されているが、子供を対象とした社会教育活動は稀である。

せっかく子供を集めて体験活動等を企画・実施しても先生が参加しない傾向にある。教育課程にない仕事は「雑務」と考え、やらなくていいという運動が広まったていたからだ。

教員の仕事は大変多忙だが、学校内のみの活動だけではいい結果を生まない。地域からの信頼を失った学校は、教育の成果があがらないものだ。

教育は子供の人間形成をどうするかが根本である。地域によっては全て学校にオンブにダッコで必要以上に期待するところがあれば、無視するところもある。

社会と学校と子供・青年の健全な関係をどう構築していくかが、今後の大きな課題の一つになろう。

日本には『敬老の日』が制定されており、自治体によっては祝い品を贈るところもあるが、そんな形式的なものではなく、前述のような「風呂の順番」の意識を変えるような若者を育てる施策も考えていかなければ、住みやすい家庭・地域が生まれてこないのではないか。

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家庭教育」カテゴリの記事

コメント

教育長をなさった方もやはり「年上は目上。」と単純にお考えですか?

私の両親は80歳代です。戦前派の最たる年寄りで、それに影響されて在職している間はずっとお局様の相手でした。しかし自分がその番になったら、若い先生は思いっきり「権利主張」を繰り返す。

左翼のメッカ神奈川県藤沢市で教員をしていました。上のような状態で心臓を悪くして、退職しました。正直「高齢者」と言われる方々は嫌いです。権利主張ばかりするから、です。

病院でも「高齢者」を種にした裁判が起こされています。「高齢者」も控えめにして下さいませ。

投稿: かげちゃん | 2011年8月 4日 (木) 12時17分

かげちゃんさんへ
コメントありがとうございます。ただ今旅行から帰ってきたばかりです。
いろいろなお考えの人がいることはよく知っていますし
高齢者ということで権利意識が強く、頑固な人がいることも
事実です。私自身もね(笑い)
しかし、相手を気遣う心は年齢を超えて大切にしなければ
ならない価値であると思うのです。
私自身もよく考えなければならないなと思っています。

投稿: appochan | 2011年8月 5日 (金) 21時43分

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