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2011年9月 9日 (金)

分数計算 「やる気」と教師の姿勢

ある子が卒業文集に次のような文を書きました。

僕は、5年生の3月期中頃を思い出す。それは、1時間目の算数の時間です。僕の好きな分数の計算だ。初めは一番たやすい足し算、引き算。次にかけ算です。

先生は「今度はむずかしいぞ」と言った。みんなは「えー」と言った。「何分の何」かける「何分の何」というむずかしい計算。

みんなは、しーんとして机とにらみ合って考えこんだ。できた順番に反応器が立っていく。「コッ」「コッ」。反応器が立っていくごとに先生が「一番」「二番」・・・・「15番」と言う。僕は終わり頃だった。

先生が解答を言った。「あっている人、手を上げて」。僕がよくよく調べてるとあっていた。僕はあわてて手を上げた。

先生が「F君、あつていたのか?」と聞いたので、僕は「うん」と言った。先生がノートを見に来た。

「うん、あっている」と言いながら、先生は手をのべて握手してくれた。その時、僕は自慢したくなるほど嬉しかった。

この子は4年生まで算数の評価が2段階(5段階の相対評価)であったが、6年生では3になりました。そして、親にワークブツクを買ってもらい、自学自習をするようになったのです。

教師の温かい見守りと一寸した励ましの言葉でも、子どもは「やる気」を起こしていくことを物語った事例の一つです。

要は、心の触れあいを通して共感的な理解を深め、励まし・激励する姿で学習指導をしていくと、子どもは自ずとやる気を起こしていくものだということを訴えたいのです。

<注> 文中の『反応器』とはアナライザーとかアンサーチェッカーとか呼ばれていたものでで、子どもの反応を知る手がかりとなる教育機器。私の学級では自作の四角柱のこと。側面に赤、青、黄色、白の色が塗られ、解答できたら青色の面を出して机に立てる約束だったのです。

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